コンボイの謎って結局何が謎だったんだろう
どうも、私です。
会社の飲み会やお盆休み前のごたごた仕事や
友人とのお出かけや『ファイアーエムブレム』DS版などがあって
全く執筆が進んでいない私です。ダメ人間!!
とりあえずアニメ感想。
・夏目友人帳(先週)
美形か怪物かしかいないのか、妖怪。
・ストライクウィッチーズ(先週)
良い最終回だった。
・ブラスレイター
ヘルマンさん活躍せず。
・スケアクロウさん
機関車といえばトーマス。即フェニックスの尾。
・ひだまりスケッチ
吉野家先生って結局いくつ?
・しゅごキャラ
メガネキャラは委員長だけで良い。
・鉄腕バーディー
ロボをもう少し可愛くお願いしますロボ。
・RRR2
味方アホだけってあのOP伏線だったのね。
・夏目(今週)
こんなに可愛い子が女の子のはずがない!!!!!!!!!
・ストライク魔女(今週)
ぱんつとかズボンとかもう区別付かない。
さて、『FE』DS版にはWi-Fi対戦機能があるのですが、これが全然対戦できない。
接続が出来てるのにデータの送受信が始まると、それが終わらない。
コネクションが成立してもデータの送受信がアレってことは……
もしかしてポートじゃなくて回線速度の問題?
だけどWiiの『スマブラ』とかは普通に出来てたし……謎です。
エラーコードも表示されないし、原因不明。どうしろと……
遊んでないで建設的なことをしろってことかっ!?
会社の飲み会やお盆休み前のごたごた仕事や
友人とのお出かけや『ファイアーエムブレム』DS版などがあって
全く執筆が進んでいない私です。ダメ人間!!
とりあえずアニメ感想。
・夏目友人帳(先週)
美形か怪物かしかいないのか、妖怪。
・ストライクウィッチーズ(先週)
良い最終回だった。
・ブラスレイター
ヘルマンさん活躍せず。
・スケアクロウさん
機関車といえばトーマス。即フェニックスの尾。
・ひだまりスケッチ
吉野家先生って結局いくつ?
・しゅごキャラ
メガネキャラは委員長だけで良い。
・鉄腕バーディー
ロボをもう少し可愛くお願いしますロボ。
・RRR2
味方アホだけってあのOP伏線だったのね。
・夏目(今週)
こんなに可愛い子が女の子のはずがない!!!!!!!!!
・ストライク魔女(今週)
ぱんつとかズボンとかもう区別付かない。
さて、『FE』DS版にはWi-Fi対戦機能があるのですが、これが全然対戦できない。
接続が出来てるのにデータの送受信が始まると、それが終わらない。
コネクションが成立してもデータの送受信がアレってことは……
もしかしてポートじゃなくて回線速度の問題?
だけどWiiの『スマブラ』とかは普通に出来てたし……謎です。
エラーコードも表示されないし、原因不明。どうしろと……
遊んでないで建設的なことをしろってことかっ!?
長すぎ!!
どうも、ひさびさに更新頻度が多い私です。
でも今回は小説更新だけ。
というか……長すぎるぞ今回の分。
読者が1,2人いるかどうか分からないのに!!
どうして長くなるのだろうか……ふむ。
〜『Respective Tribute』 第83回〜
右手に持った剣をローエングリンは魔力で無理矢理振りかぶる。しかしその腕は『女王』に容易く掴まれてしまった。
「何故……何故俺に命じたっ!? 何故俺にアイツを殺させようとしたっ!!」
「選択権を与えたかったのだ。君にも、エルザにも」
そう言ってから『女王』は右拳でローエングリンの腹を突き、同時に掴んでいた腕を放す。その一撃はローエングリンの集中を切らし、彼は弛緩した身体で再び壁に倒れこんだ。
「聖杯の力、超自然の分子運動。その原理は不明だが、エルザの心臓部にある聖杯は彼女の心臓として確かに機能している。よって、聖杯を手に入れるためにはエルザを殺さなければならない。なればこそ、手に入れるべきかどうかの『自由』を君に託したかった」
「『自由』……」
「そうだ。君が私の命令を無視し、聖杯の探索を行わないのならそれでも良かった。逆に君が命令に忠実であるようならば、エルザへの説得を行わせるつもりだった。聖杯のために彼女がその命を捧げてくれるよう」
「俺がそんなことを、するとでも……」
「思ってはいない。だが、第3の選択肢を選ぶ可能性は充分にあった。聖杯の在処を知った君が、私への謀反を企む可能性。そしてそれは、現実になった」
ローエングリンは苦々しく表情を歪める。自分の行動が読まれていた腹立たしさに、胸が詰まるような痛みを感じた。
「この場合、君を殺す正当な理由は充分にある。そして君を殺したならば、エルザは必ず私へ反旗を翻すだろう。そうなれば次は、エルザを殺す正当な理由が生まれる。そして最後に、正当に聖杯が手に入る」
ローエングリンにとって、それは吐き気を催す論法であった。
「私とて咎の無い同族を殺す権利は持っていない。それ故、聖杯を手に入れるためにはエルザ自身が罪を犯す必要があった。その呼び水となることも考えた上で、君に聖杯探索を命じたのだよ。エルザと懇意である君こそ、エルザに罪を負わすことの出来る者であると考えて。流石にここまで都合の良い方向に事が進むとは考えていなかったが」
「悪魔め……」
その言葉に、『女王』はさも嬉しげに微笑んだ。
「悪魔か、そう言われても仕方無いさ。だが、私を悪魔にしたのは君だ、ローエングリン」
「何を……」
「違うとでも言うのか? 君には選択肢があった。自由があった。その自由の中から君が選んだのは、君にとって最悪の選択だった。私への抗い、君とエルザを破滅に導く罪。それを選んだのは君自身なのだよ、ローエングリン」
「それを選ばせたのは貴女だ、『女王』」
「本気で言っているのか? 私は『自由の女王』の名に恥じぬよう、そして『女王』という不相応な通称に足るよう、卑劣な策を避けてきた。せめて相手に選択権があるように、『自由』があるようにと。君にも相当な選択肢があったはずだ。私に抵抗するにしても、他の選択肢がいくらでもあっただろうに」
「他の選択肢だと……」
「教えてくれ、君は何故エルザの傍を離れたのだ? 最も守るべきだった者の傍を離れた、その理由は何だ?」
「アイツに真実を知られぬまま、貴女を倒すためだ」
「それが過ちなのだ、ローエングリン」
思いも寄らぬ言葉に、ローエングリンは呆然となった。数ヶ月間、悩んだ末の結論。エルザを傷つけずに、全てを守り抜くための選択。その決意が今、否定されたのだ。
「何故君は、エルザに真実を知らせなかった? エルザが真実に傷付くことが怖かったのか? しかしだ、ローエングリン。私には過酷な真実に負けるほど、エルザは弱く無いように見える。もしかしたら、だ。君よりも遥かに強い心を、彼女は持っているのかも知れない。心だけでない。聖杯の加護は彼女を戦う者としても高めているはずだ。
エルザを守る最も良き方法は、エルザに真実を知らせ、エルザ自身に道を選ばせ、そして君はそんなエルザの傍を片時も離れない。それで、それだけで良かったはずだ。耐えるにしても戦うにしても、君がエルザを守り、エルザが君を支えただろう。エルザにとっても君にとっても、それこそが最良の選択であったと私は思う。だから、問い続けよう。君は何故、そうしなかった? 何故君は今、エルザの傍にいない?」
「俺は……」
言葉が、続かなかった。
「真実を隠し通し、たった1人で全てを背負い込み、君は一体、一体何が守りたかったのだ? 答えろ、『守護の王』、答えろ、ローエングリンッ!!」
『女王』の怒声を受けながら、ローエングリンは思い出していた。数ヶ月前、アリスと別れた日のことを。
あの日、ローエングリンはアリスを巻き込もうと考えていた。エルザを守るために、共に『女王』と戦おう。そう言うつもりだった。だが、彼は出来なかった。死地に誘うことなど出来なかった。
何かが怖かった。誰かが怖かった。彼は次第に分かってきた。自分が本当に恐れていたこと。自分が一番見たくなかったもの。
それは汚される事。傷付いてしまうこと。
「『女王』、俺は……」
幸せだった、あの日。3人の時間、その記憶。
「傷一つ、付けたくなかったんだ。アイツにもアリスにも、あの場所にも」
エルザに真実を伝えたならば、エルザと共に戦うことを選んだのならば、彼女の生命にとってより良い方向に進んだのかも知れない。だが、真実や現実は少なからず彼女の無垢を汚し、構造体『トルソー』は『女王』から身を守るための要塞と化してしまう。きっとアリスまで巻き込み、全てが戦いへと向かってしまうだろう。
ローエングリンはそれを避けたかった。それを見て、心を傷つけたくなかった。だから彼は秘密を守り続けた。全ての脅威を自身の胸の内にしまい、彼は『守護』しようとしたのだ。エルザを、アリスを、あの場所を。そして自分の心を。
相手がたとえ絶対に敵うことの無い者であっても。
「だが、怖かった。相手が貴女だったから。守りきれる自信が無かった。アイツを殺しに来る時を待つなんて事は、とても耐え切れなかった。怖くて、怖くて、どうしても」
ローエングリンは瀕死の縁で自分の本心を受け入れていた。恥とも言える臆病さの吐露。多くの死と失敗によって、彼にはもはや自分の弱さを認めずに虚勢を張ることなど出来なかった。
「耐えられなかったんだ。貴女からエルザを守れないかも知れない、そんな想念に。だから俺は1人で行くことにした。耐え切れなくなるその時が来る前に、貴女を殺すために」
そう言って、ローエングリンは言葉を止める。彼の告白の間、『女王』は終始無言だった。その表情は深刻に聞き入ってるかのように、ローエングリンの苦悩に共感しているかのように見えた。
「それが……君の答えか」
静かに、『女王』が口にした。
「『女王』、私は弱い者なのです……」
自嘲気味に笑ったローエングリンに対し、『女王』はゆっくりと首を振った。
「ローエングリン、弱さは誰にでもある。君は私への畏れの中、エルザを傷付けずに全てを済ませる道を探した。恐怖に耐えられなかったのだとしても、君は逃げ無かった。守るべきものを守り通そうとした。耐えられないものを受け流し、自分が耐えられる正しき『守護』を君は選んだ。苦悩は計り知れないものだっただろう。何度も己に問い掛けただろう。だがその結果エルザに何も知られること無く、君は私にここまでの傷を与えた。まさしく『守護の王』に相応しき、敬意を払うべき精神なのだと思う。だが――」
『女王』は言葉を切った。
「それは本当に君1人が背負うべきものなのか?」
ローエングリンは微笑み、こう返した。
「他に背負わせるわけには、行かない」
「だが、君は死ぬ。そうしたら、誰がエルザを守るというのだ」
「死ぬ気なんて、最初から無かった。俺が死んだら、やはり」
『女王』の背後、黄昏ていく空を見つめながら。
「アイツは、泣いてしまうから」
その時、空と建物の間に彼は発見した。まだ終わりで無いことを告げる、勇姿を。
「……『女王』」
その姿が彼に希望を呼び起こさせた。諦めつつあった、命。それはまだきっと、生きている。
「何だ、ローエングリン」
誰がエルザを守る? きっと誰も守ってもくれない。だが、ローエングリンは信じようと思った。『女王』を倒す者ならばまだ生きていると。それを託せる友が、自分には居るのだと。
「お別れです」
魔力で加速度を発生させ、ローエングリンは右手を首の高さまで上げた。剣の刃が顎の下、喉元のすぐ近くで光っている。
「何のつもりだ、ローエングリン」
「……」
お互いに微動だにしない、沈黙の緊張。真意を探ろうとするように凝視する『女王』の目を、ローエングリンは黙って見つめ返す。
「何を考えている、気に入らない、気に入らないことばかりだぞローエングリンッ! 貴様は孤独に戦い、孤独に死ぬつもりかっ!?」
『女王』の注意が自分に注がれていることを、ローエングリンはひしひしと感じていた。
可笑しくて、彼は思わず口元に笑みを浮かべる。
そして、ホンシアの弾丸が『女王』の右肩の肉を弾け飛ばした。
『女王』が苦痛に怯んだ刹那、ローエングリンは出せうる全ての魔力で剣を振った。上がることも無い弱々しい斬撃は、しかし『女王』の左脛に食い込む。
「ローエングリン……!!」
憎々しげに『女王』がローエングリンを見る。
「自分の命を囮に、ホンシアの銃撃を成功させたということかっ!!」
『女王』は即座に左脚を動かし、赤く染まる傷から剣を抜き、そのまま左の足で剣を踏みつけた。
「見事、だが失敗だ! だが、だが、だが!! 分かったぞ、ローエングリンッ!! エルザを守ろうという信念は君だけが背負っていた、しかし君は目的が同じ者、即ち私を打倒せんとする者たちと共に歩むことでその重みに耐えたということかっ! 攻撃は最大の防御、つまり陰島、神崎、ホンシアという剣がエルザにとっての盾と成り得、そして君は彼らを信頼して、そういうことなのだろうローエングリン!
まさしく、君たちは仲間、それぞれが何かを背負いつつ決してそれを誰かと分かち合わない、だが全員が同じ目的に向かう、そんな対等の仲間だったのだろう!? それぞれの敬意を持つ者たち、だから私がここまで、ここまで血を流したのだ!!」
『女王』の右腕が大きく振り上げられた。
「君の主であったことを、私は誇りに思う。『守護』を目指す中で人間と深く触れ合い、共に歩むことが出来た君を。『守護の王』の名に相応しい、君を」
最後に、『女王』は満足げに微笑んだ。
「見事だった、ローエングリン」
鮮血を飛ばし振り下ろされた手刀によって、ローエングリンの首から血が噴出す。それを背に浴びながら『女王』は振り返る。南棟の屋根、ホンシアのいる場所を見つめ、彼女は猛速で飛び立った。
残されたローエングリンは、静かに目を閉じる。
大丈夫、まだアリスがいる。アイツならきっと、必ず。あんなに巻き込みたくなかったはずなのに、何故だ、願ってしまう。アイツが俺の、俺達の遺志を継いでくれることを。エルザと同じように、汚したくなかったのに――
瞼の裏、あの湖の記憶が映る。栗毛色の無垢な笑み、不機嫌そうな金色、自分はどんな顔を――
あぁ、そうか。もう、駄目なんだな、3人じゃないから。俺が死んだら、もう2度とあの日には帰れないから。
だから、もう……いいんだ。俺がエルザを想う様に……アリスが俺を弔ってくれれば。
そう……ああ……エルザ……もう一度だけ、会っておけば……何かが……
変わったかもしれない、そのイメージが言葉の形になる前に、ローエングリンの精神は途切れた。
残されたのは白い死体に赤い血、白銀の刃。
真っ黒な思考、苦悩も後悔も恐怖はもはや無い。
栗毛色と金色の思い出も、もうそこには無い。
死んだ男にはもう、何も、無い。
でも今回は小説更新だけ。
というか……長すぎるぞ今回の分。
読者が1,2人いるかどうか分からないのに!!
どうして長くなるのだろうか……ふむ。
〜『Respective Tribute』 第83回〜
右手に持った剣をローエングリンは魔力で無理矢理振りかぶる。しかしその腕は『女王』に容易く掴まれてしまった。
「何故……何故俺に命じたっ!? 何故俺にアイツを殺させようとしたっ!!」
「選択権を与えたかったのだ。君にも、エルザにも」
そう言ってから『女王』は右拳でローエングリンの腹を突き、同時に掴んでいた腕を放す。その一撃はローエングリンの集中を切らし、彼は弛緩した身体で再び壁に倒れこんだ。
「聖杯の力、超自然の分子運動。その原理は不明だが、エルザの心臓部にある聖杯は彼女の心臓として確かに機能している。よって、聖杯を手に入れるためにはエルザを殺さなければならない。なればこそ、手に入れるべきかどうかの『自由』を君に託したかった」
「『自由』……」
「そうだ。君が私の命令を無視し、聖杯の探索を行わないのならそれでも良かった。逆に君が命令に忠実であるようならば、エルザへの説得を行わせるつもりだった。聖杯のために彼女がその命を捧げてくれるよう」
「俺がそんなことを、するとでも……」
「思ってはいない。だが、第3の選択肢を選ぶ可能性は充分にあった。聖杯の在処を知った君が、私への謀反を企む可能性。そしてそれは、現実になった」
ローエングリンは苦々しく表情を歪める。自分の行動が読まれていた腹立たしさに、胸が詰まるような痛みを感じた。
「この場合、君を殺す正当な理由は充分にある。そして君を殺したならば、エルザは必ず私へ反旗を翻すだろう。そうなれば次は、エルザを殺す正当な理由が生まれる。そして最後に、正当に聖杯が手に入る」
ローエングリンにとって、それは吐き気を催す論法であった。
「私とて咎の無い同族を殺す権利は持っていない。それ故、聖杯を手に入れるためにはエルザ自身が罪を犯す必要があった。その呼び水となることも考えた上で、君に聖杯探索を命じたのだよ。エルザと懇意である君こそ、エルザに罪を負わすことの出来る者であると考えて。流石にここまで都合の良い方向に事が進むとは考えていなかったが」
「悪魔め……」
その言葉に、『女王』はさも嬉しげに微笑んだ。
「悪魔か、そう言われても仕方無いさ。だが、私を悪魔にしたのは君だ、ローエングリン」
「何を……」
「違うとでも言うのか? 君には選択肢があった。自由があった。その自由の中から君が選んだのは、君にとって最悪の選択だった。私への抗い、君とエルザを破滅に導く罪。それを選んだのは君自身なのだよ、ローエングリン」
「それを選ばせたのは貴女だ、『女王』」
「本気で言っているのか? 私は『自由の女王』の名に恥じぬよう、そして『女王』という不相応な通称に足るよう、卑劣な策を避けてきた。せめて相手に選択権があるように、『自由』があるようにと。君にも相当な選択肢があったはずだ。私に抵抗するにしても、他の選択肢がいくらでもあっただろうに」
「他の選択肢だと……」
「教えてくれ、君は何故エルザの傍を離れたのだ? 最も守るべきだった者の傍を離れた、その理由は何だ?」
「アイツに真実を知られぬまま、貴女を倒すためだ」
「それが過ちなのだ、ローエングリン」
思いも寄らぬ言葉に、ローエングリンは呆然となった。数ヶ月間、悩んだ末の結論。エルザを傷つけずに、全てを守り抜くための選択。その決意が今、否定されたのだ。
「何故君は、エルザに真実を知らせなかった? エルザが真実に傷付くことが怖かったのか? しかしだ、ローエングリン。私には過酷な真実に負けるほど、エルザは弱く無いように見える。もしかしたら、だ。君よりも遥かに強い心を、彼女は持っているのかも知れない。心だけでない。聖杯の加護は彼女を戦う者としても高めているはずだ。
エルザを守る最も良き方法は、エルザに真実を知らせ、エルザ自身に道を選ばせ、そして君はそんなエルザの傍を片時も離れない。それで、それだけで良かったはずだ。耐えるにしても戦うにしても、君がエルザを守り、エルザが君を支えただろう。エルザにとっても君にとっても、それこそが最良の選択であったと私は思う。だから、問い続けよう。君は何故、そうしなかった? 何故君は今、エルザの傍にいない?」
「俺は……」
言葉が、続かなかった。
「真実を隠し通し、たった1人で全てを背負い込み、君は一体、一体何が守りたかったのだ? 答えろ、『守護の王』、答えろ、ローエングリンッ!!」
『女王』の怒声を受けながら、ローエングリンは思い出していた。数ヶ月前、アリスと別れた日のことを。
あの日、ローエングリンはアリスを巻き込もうと考えていた。エルザを守るために、共に『女王』と戦おう。そう言うつもりだった。だが、彼は出来なかった。死地に誘うことなど出来なかった。
何かが怖かった。誰かが怖かった。彼は次第に分かってきた。自分が本当に恐れていたこと。自分が一番見たくなかったもの。
それは汚される事。傷付いてしまうこと。
「『女王』、俺は……」
幸せだった、あの日。3人の時間、その記憶。
「傷一つ、付けたくなかったんだ。アイツにもアリスにも、あの場所にも」
エルザに真実を伝えたならば、エルザと共に戦うことを選んだのならば、彼女の生命にとってより良い方向に進んだのかも知れない。だが、真実や現実は少なからず彼女の無垢を汚し、構造体『トルソー』は『女王』から身を守るための要塞と化してしまう。きっとアリスまで巻き込み、全てが戦いへと向かってしまうだろう。
ローエングリンはそれを避けたかった。それを見て、心を傷つけたくなかった。だから彼は秘密を守り続けた。全ての脅威を自身の胸の内にしまい、彼は『守護』しようとしたのだ。エルザを、アリスを、あの場所を。そして自分の心を。
相手がたとえ絶対に敵うことの無い者であっても。
「だが、怖かった。相手が貴女だったから。守りきれる自信が無かった。アイツを殺しに来る時を待つなんて事は、とても耐え切れなかった。怖くて、怖くて、どうしても」
ローエングリンは瀕死の縁で自分の本心を受け入れていた。恥とも言える臆病さの吐露。多くの死と失敗によって、彼にはもはや自分の弱さを認めずに虚勢を張ることなど出来なかった。
「耐えられなかったんだ。貴女からエルザを守れないかも知れない、そんな想念に。だから俺は1人で行くことにした。耐え切れなくなるその時が来る前に、貴女を殺すために」
そう言って、ローエングリンは言葉を止める。彼の告白の間、『女王』は終始無言だった。その表情は深刻に聞き入ってるかのように、ローエングリンの苦悩に共感しているかのように見えた。
「それが……君の答えか」
静かに、『女王』が口にした。
「『女王』、私は弱い者なのです……」
自嘲気味に笑ったローエングリンに対し、『女王』はゆっくりと首を振った。
「ローエングリン、弱さは誰にでもある。君は私への畏れの中、エルザを傷付けずに全てを済ませる道を探した。恐怖に耐えられなかったのだとしても、君は逃げ無かった。守るべきものを守り通そうとした。耐えられないものを受け流し、自分が耐えられる正しき『守護』を君は選んだ。苦悩は計り知れないものだっただろう。何度も己に問い掛けただろう。だがその結果エルザに何も知られること無く、君は私にここまでの傷を与えた。まさしく『守護の王』に相応しき、敬意を払うべき精神なのだと思う。だが――」
『女王』は言葉を切った。
「それは本当に君1人が背負うべきものなのか?」
ローエングリンは微笑み、こう返した。
「他に背負わせるわけには、行かない」
「だが、君は死ぬ。そうしたら、誰がエルザを守るというのだ」
「死ぬ気なんて、最初から無かった。俺が死んだら、やはり」
『女王』の背後、黄昏ていく空を見つめながら。
「アイツは、泣いてしまうから」
その時、空と建物の間に彼は発見した。まだ終わりで無いことを告げる、勇姿を。
「……『女王』」
その姿が彼に希望を呼び起こさせた。諦めつつあった、命。それはまだきっと、生きている。
「何だ、ローエングリン」
誰がエルザを守る? きっと誰も守ってもくれない。だが、ローエングリンは信じようと思った。『女王』を倒す者ならばまだ生きていると。それを託せる友が、自分には居るのだと。
「お別れです」
魔力で加速度を発生させ、ローエングリンは右手を首の高さまで上げた。剣の刃が顎の下、喉元のすぐ近くで光っている。
「何のつもりだ、ローエングリン」
「……」
お互いに微動だにしない、沈黙の緊張。真意を探ろうとするように凝視する『女王』の目を、ローエングリンは黙って見つめ返す。
「何を考えている、気に入らない、気に入らないことばかりだぞローエングリンッ! 貴様は孤独に戦い、孤独に死ぬつもりかっ!?」
『女王』の注意が自分に注がれていることを、ローエングリンはひしひしと感じていた。
可笑しくて、彼は思わず口元に笑みを浮かべる。
そして、ホンシアの弾丸が『女王』の右肩の肉を弾け飛ばした。
『女王』が苦痛に怯んだ刹那、ローエングリンは出せうる全ての魔力で剣を振った。上がることも無い弱々しい斬撃は、しかし『女王』の左脛に食い込む。
「ローエングリン……!!」
憎々しげに『女王』がローエングリンを見る。
「自分の命を囮に、ホンシアの銃撃を成功させたということかっ!!」
『女王』は即座に左脚を動かし、赤く染まる傷から剣を抜き、そのまま左の足で剣を踏みつけた。
「見事、だが失敗だ! だが、だが、だが!! 分かったぞ、ローエングリンッ!! エルザを守ろうという信念は君だけが背負っていた、しかし君は目的が同じ者、即ち私を打倒せんとする者たちと共に歩むことでその重みに耐えたということかっ! 攻撃は最大の防御、つまり陰島、神崎、ホンシアという剣がエルザにとっての盾と成り得、そして君は彼らを信頼して、そういうことなのだろうローエングリン!
まさしく、君たちは仲間、それぞれが何かを背負いつつ決してそれを誰かと分かち合わない、だが全員が同じ目的に向かう、そんな対等の仲間だったのだろう!? それぞれの敬意を持つ者たち、だから私がここまで、ここまで血を流したのだ!!」
『女王』の右腕が大きく振り上げられた。
「君の主であったことを、私は誇りに思う。『守護』を目指す中で人間と深く触れ合い、共に歩むことが出来た君を。『守護の王』の名に相応しい、君を」
最後に、『女王』は満足げに微笑んだ。
「見事だった、ローエングリン」
鮮血を飛ばし振り下ろされた手刀によって、ローエングリンの首から血が噴出す。それを背に浴びながら『女王』は振り返る。南棟の屋根、ホンシアのいる場所を見つめ、彼女は猛速で飛び立った。
残されたローエングリンは、静かに目を閉じる。
大丈夫、まだアリスがいる。アイツならきっと、必ず。あんなに巻き込みたくなかったはずなのに、何故だ、願ってしまう。アイツが俺の、俺達の遺志を継いでくれることを。エルザと同じように、汚したくなかったのに――
瞼の裏、あの湖の記憶が映る。栗毛色の無垢な笑み、不機嫌そうな金色、自分はどんな顔を――
あぁ、そうか。もう、駄目なんだな、3人じゃないから。俺が死んだら、もう2度とあの日には帰れないから。
だから、もう……いいんだ。俺がエルザを想う様に……アリスが俺を弔ってくれれば。
そう……ああ……エルザ……もう一度だけ、会っておけば……何かが……
変わったかもしれない、そのイメージが言葉の形になる前に、ローエングリンの精神は途切れた。
残されたのは白い死体に赤い血、白銀の刃。
真っ黒な思考、苦悩も後悔も恐怖はもはや無い。
栗毛色と金色の思い出も、もうそこには無い。
死んだ男にはもう、何も、無い。
もう8月か……
『ゼロの使い魔』は釘宮のためとは言え見るのがキツイ……
もうちょいストーリーが面白ければ……アニメ感想。
・夏目友人帳
女子高生ニャンコ先生だと……!?
・ストライクウィッチーズ
ゲルトォォォォーーーー!!!
・ブラスレイター
ヘルマァァーーーーーーーーン!!!
・スケアクロウさん
ギター幼女ォォォーーーーーーー!!!
・ひだまりスケッチ
最近このアニメの入浴シーン率が異常なことに気が付いた。
・しゅごキャラ
今はフリーのワケありうたう。
・鉄腕バーディー
見逃した。
・RRR2
いい加減円卓騎士12番を出してください……
さて、小説の続きを載せたかったのですが
手直しが終わってないので今回は休憩。
2回分くらいは貯まってるのですがね……社会人は微妙な忙しさと気力。
というわけで8月ですね。皆さんはいかがお過ごしですか?
こっちは実家の頃は全く使用しなかったエアコンをガンガン使ってます。
なんていうか、地球に厳しい。
一応設定温度は28度ですが、寒かったり熱かったり。なんだこりゃ。
だけど窓全開 + 扇風機は東京だと辛いからなぁ……
ところで映画『ダークナイト』が名作らしいです。
『バットマン』シリーズの最新作で、ジョーカーが良い味出してるとか。
これは見に行くしかないですね。8月ですし。
しかし……社会人になって夏休みがほとんど無くなると何か色々変な感覚です。
去年はあんなに暇……いや、バイトで結構忙しかったな!
あ、そういえば『恋姫無双』の関羽ってかわいいよね。
もうちょいストーリーが面白ければ……アニメ感想。
・夏目友人帳
女子高生ニャンコ先生だと……!?
・ストライクウィッチーズ
ゲルトォォォォーーーー!!!
・ブラスレイター
ヘルマァァーーーーーーーーン!!!
・スケアクロウさん
ギター幼女ォォォーーーーーーー!!!
・ひだまりスケッチ
最近このアニメの入浴シーン率が異常なことに気が付いた。
・しゅごキャラ
今はフリーのワケありうたう。
・鉄腕バーディー
見逃した。
・RRR2
いい加減円卓騎士12番を出してください……
さて、小説の続きを載せたかったのですが
手直しが終わってないので今回は休憩。
2回分くらいは貯まってるのですがね……社会人は微妙な忙しさと気力。
というわけで8月ですね。皆さんはいかがお過ごしですか?
こっちは実家の頃は全く使用しなかったエアコンをガンガン使ってます。
なんていうか、地球に厳しい。
一応設定温度は28度ですが、寒かったり熱かったり。なんだこりゃ。
だけど窓全開 + 扇風機は東京だと辛いからなぁ……
ところで映画『ダークナイト』が名作らしいです。
『バットマン』シリーズの最新作で、ジョーカーが良い味出してるとか。
これは見に行くしかないですね。8月ですし。
しかし……社会人になって夏休みがほとんど無くなると何か色々変な感覚です。
去年はあんなに暇……いや、バイトで結構忙しかったな!
あ、そういえば『恋姫無双』の関羽ってかわいいよね。
これが面白サイトの戦闘力か……!!
どうも。『デッドライジング』で数千人殺して気分が悪くなった私です。
先日、1年以上前に書いたアイマスちちくらべが
ゲーム中心のニュース・話題を楽しく紹介している読みゲーさんに
何故か参照されてしまいました。ど、どういうことだキバヤシ……?
もっと他にもリアルな数字を出してるサイトとかあるはずなのに……
まぁ、ゲームキャラの胸に現実的な数字を求めてもしょうがないですが。
何にしても、読みゲーさんには感謝です。
こんな弱小変態サイトを参照していただきありがとうございました。
あと千早の胸はどう考えてもAAAカップです。
〜計算例〜
AAAカップ:トップバストとアンダーバストの差 <= 5.00cm
女性の理想アンダーバスト:身長の0.44倍
千早の身長:162cm
千早の予想アンダーバスト:162×0.44=約71
千早の予想トップアンダー差:(72-71) = くっ……!!
もうやめましょう……アニメ感想。
・夏目友人帳
『ハチクロ』の森田先輩かと思ったら違いましたぁ!!
・ストライクウィッチーズ
ぱんつじゃないから恥ずかしくなくてもこっちは恥ずかしい。
・スケアクロウさん
シングルマザーが多すぎる謎の町。
・ひだまりスケッチ
恥ずかしい台詞禁止のひだまり荘。
・しゅごキャラ
ブゥラックダイヤァモーーーーンド。
・鉄腕バーディー
わ!か!も!と!
・RRR2
わ!か!も!と!
さて、黒歴史中二病電波小説です。
『デッドライジング』をやってるとチェーンソーを使わせたくなるのは何故ですか?
〜『Respective Tribute』 第82回〜
腹部からの出血を腕で押さえながら、ホンシアは屋根瓦の上で身体を丸めた。
くそ……くそっ!
痛みに耐えるだけで精一杯の彼女は、悔しさを口から漏らすことも出来ない。ローエングリンの危惧した通りの結果。あまりにも無力な自分。狙撃手として多くの命を撃ち殺してきた末路がこのような死に様であることを、彼女は毛頭受け入れられなかった。
復讐の中で彼女は見出していた。人を撃つ達成感。魔導士としての優越感。自分がそれを感じている事実を時折疎ましく思えど、快楽を感じたからこそ彼女はここまで来れた。死に向き合う恐怖から逃れることが出来た。
憎悪と勝利が、彼女を『女王』まで導いた。
あと一歩。頂点を撃ち抜けば、もはや撃つべきものは無い。全ては終わるはずだった。その先に、夜明けが待っている。狙撃の快感からも殺人の恐怖からも解放される朝。命だけを残した、無垢な夜明けが。
しかし今、その夢は潰えた。日没の朱色の中、命だけを奪われて。
足音が聞こえ、ホンシアは必死で顔を上げた。最も大事なものを奪った敵を見るために、必死で。
敵の足、脛、幼さの感じられる膝――レースの付いた透け感のあるワンピース状の下着。とても刺客とは思えない姿。彼女はその顔を見た。
「ぁ……」
驚きは声にならなかった。こげ茶色のショートヘア。幼い顔立ち。ガラス玉の瞳。夕日に照らされたその顔は、あの日会った少女。アリスの友人。
――ベイビードール。
あの特徴的なクマの風体はしていなかったが、下着姿のそれは間違いなく彼女で、そしてその右手は血で汚れていた。
ホンシアは思い起こす。高級な液晶ペーパーを持った、異様な風体の少女。一体彼女は、あのカフェの前で何をしていたのか。誰かを待っていたのか。その答えが、目の前にあった。
どうしてあの時、気が付けなかったんだろう。アリスの友達なら『女王』と面識があってもおかしくない。『女王』の命令で、自分を監視している敵であると、それくらい、予想できても良かったはずなのに。なのに、どうして私は――
ベイビードールがしゃがみ込み、ホンシアの顔を覗く。彼女は悲しそうな目付きでホンシアを見つめ、「ぐぁ……」と寂しげな声を出した。
どうしてあの時、ベイビードールを敵と考えなかったのか。今にも泣きそうな彼女の表情からホンシアはその理由を理解した。
考えたくなかった、それが答えなのだと。
自分が殺しの道を歩み始めた18歳、それよりも遥かに幼い姿の少女。クマの着ぐるみを着ていた無垢な少女。そんな少女が誰かを殺すようなことを、彼女の脳は想像出来なかった。想像するのを拒否した。彼女は信じたかったのである。少女の純粋を。
腹を貫かれてもなお、ホンシアはそれを信じたかった。ベイビードールが本当に悲しんでいることを。望んで自分を殺したのでは無いことを。
だからホンシアは微笑み、首を振った。泣かなくて良い、アナタは悪くないから――そう伝えるために。
それが伝わったのかどうなのか、ベイビードールは「があぁぁぅ……」と悲しい泣き声を発し、やがて居たたまれなさげに俯いた。
果たして、どんな葛藤の末にベイビードールはその手を血に染めたのか。ホンシアはその心情を推し量ろうとしたが、痛みの中で朦朧としつつある思考には無理な仕事だった。唯一思い浮かべることが出来たのは、恐れと決意の狭間で弾丸を放った、最初の射殺の記憶。
あの時の自分はここまで悲しい顔をしていただろうか。ホンシアにはその自信が全く無かった。狙撃が成功した瞬間には達成感と解放感が心を満たしていて、悲しむ理由なんて皆無だったに違いない。
それが、この末路への第一歩。あの日、ホンシアは少女でなくなった。
だけど、この子はまだ大丈夫――
ベイビードールは俯いたまま、未だ狙撃銃を握っていたホンシアの右手を解き始めた。見た目よりも遥かに強いベイビードールの力に抵抗できず、ホンシアは銃を取られてしまう。空いてしまったその手に代わりの何かが握らされた。
指に触れたのはビニールのような物に包まれた何か。ホンシアがその正体を確かめようと手を開く前に、ベイビードールが立ち上がる。狙撃銃を抱え、ホンシアの視線から避けるように目を伏せ、ベイビードールは静かに立ち去った。
瀕死となり、狙撃銃を奪われ、もはやホンシアは戦力では無い。よって、ベイビードールの任務は達成したに違いなかった。
ホンシアは手を開き、狙撃銃の代わりに貰った物を確かめる。
ビニールに包まれた飴玉3つ。それがベイビードールの想いだった。
ビニールを解き、その3つを一気に口中へ入れるホンシア。
甘い……
その甘味によって、ホンシアの痛みがほんの少しだけ和らぐ。僅かに感じる、生きる余裕。
まだ私……死んでないんだよね…………
ホンシアはゆっくりと身体を起こし、腹部の傷を確かめる。出血は多いが、幸運にも傷の位置自体は致命的では無いようだった。まるで、故意に逸らしたかのように。
もしこのままじっとしていれば、命だけは助かるかも知れない。だがその選択肢を選ぶことを、彼女は許せなかった。
ホンシアは分かってしまったのだ。たとえ生き残ったとしても、もはや自分はベイビードールのような少女には戻れないことを。そして死んでしまった者たち――雇い主である陰島、その秘書である神崎、自分と同じく雇われた幾人の兵士――彼らの死を無視して逃げることが自分に出来ないことを。
ホンシアはズボンのポケットから小さな短銃を取り出し、立ち上がった。意識は朦朧としている。腹部からは血がまだ流れている。眼下の中庭では『女王』が背を向けている。その先でローエングリンが壁に身を預け、座り込んでいる。
最悪の危機、絶好の機会。その両立の中、ホンシアは銃を構え、狙いを定める。
まだ……やれる……!
『女王』までの距離は50m程度。狙撃銃ならば確実に命中できる距離だったが、今のホンシアが短銃で狙える距離では無い。それでもホンシアは諦める事無く集中した。相手を見据え、銃と腕を魔力による加速度で固定し、精神を統一して。
彼女は残った全てを用い、慎重に狙いを定める。魔導士としての、狙撃手としての自分全てをその1発に託すかのように。選んでしまった道を、もう二度と後悔しないように。
最後に殺したい相手に向けた銃。その銃口が完璧に『女王』を捉えたと確信した瞬間、合図であるかのように風が弱まった。狙撃手としての感性に押され、ホンシアは無意識に引き金を引いていた。
残された意識と命と誇りの全てを込めた、直線軌道の弾丸。それが真っ直ぐ、ただ真っ直ぐに、『女王』に向かって――
先日、1年以上前に書いたアイマスちちくらべが
ゲーム中心のニュース・話題を楽しく紹介している読みゲーさんに
何故か参照されてしまいました。ど、どういうことだキバヤシ……?
もっと他にもリアルな数字を出してるサイトとかあるはずなのに……
まぁ、ゲームキャラの胸に現実的な数字を求めてもしょうがないですが。
何にしても、読みゲーさんには感謝です。
こんな弱小変態サイトを参照していただきありがとうございました。
あと千早の胸はどう考えてもAAAカップです。
〜計算例〜
AAAカップ:トップバストとアンダーバストの差 <= 5.00cm
女性の理想アンダーバスト:身長の0.44倍
千早の身長:162cm
千早の予想アンダーバスト:162×0.44=約71
千早の予想トップアンダー差:(72-71) = くっ……!!
もうやめましょう……アニメ感想。
・夏目友人帳
『ハチクロ』の森田先輩かと思ったら違いましたぁ!!
・ストライクウィッチーズ
ぱんつじゃないから恥ずかしくなくてもこっちは恥ずかしい。
・スケアクロウさん
シングルマザーが多すぎる謎の町。
・ひだまりスケッチ
恥ずかしい台詞禁止のひだまり荘。
・しゅごキャラ
ブゥラックダイヤァモーーーーンド。
・鉄腕バーディー
わ!か!も!と!
・RRR2
わ!か!も!と!
さて、黒歴史中二病電波小説です。
『デッドライジング』をやってるとチェーンソーを使わせたくなるのは何故ですか?
〜『Respective Tribute』 第82回〜
腹部からの出血を腕で押さえながら、ホンシアは屋根瓦の上で身体を丸めた。
くそ……くそっ!
痛みに耐えるだけで精一杯の彼女は、悔しさを口から漏らすことも出来ない。ローエングリンの危惧した通りの結果。あまりにも無力な自分。狙撃手として多くの命を撃ち殺してきた末路がこのような死に様であることを、彼女は毛頭受け入れられなかった。
復讐の中で彼女は見出していた。人を撃つ達成感。魔導士としての優越感。自分がそれを感じている事実を時折疎ましく思えど、快楽を感じたからこそ彼女はここまで来れた。死に向き合う恐怖から逃れることが出来た。
憎悪と勝利が、彼女を『女王』まで導いた。
あと一歩。頂点を撃ち抜けば、もはや撃つべきものは無い。全ては終わるはずだった。その先に、夜明けが待っている。狙撃の快感からも殺人の恐怖からも解放される朝。命だけを残した、無垢な夜明けが。
しかし今、その夢は潰えた。日没の朱色の中、命だけを奪われて。
足音が聞こえ、ホンシアは必死で顔を上げた。最も大事なものを奪った敵を見るために、必死で。
敵の足、脛、幼さの感じられる膝――レースの付いた透け感のあるワンピース状の下着。とても刺客とは思えない姿。彼女はその顔を見た。
「ぁ……」
驚きは声にならなかった。こげ茶色のショートヘア。幼い顔立ち。ガラス玉の瞳。夕日に照らされたその顔は、あの日会った少女。アリスの友人。
――ベイビードール。
あの特徴的なクマの風体はしていなかったが、下着姿のそれは間違いなく彼女で、そしてその右手は血で汚れていた。
ホンシアは思い起こす。高級な液晶ペーパーを持った、異様な風体の少女。一体彼女は、あのカフェの前で何をしていたのか。誰かを待っていたのか。その答えが、目の前にあった。
どうしてあの時、気が付けなかったんだろう。アリスの友達なら『女王』と面識があってもおかしくない。『女王』の命令で、自分を監視している敵であると、それくらい、予想できても良かったはずなのに。なのに、どうして私は――
ベイビードールがしゃがみ込み、ホンシアの顔を覗く。彼女は悲しそうな目付きでホンシアを見つめ、「ぐぁ……」と寂しげな声を出した。
どうしてあの時、ベイビードールを敵と考えなかったのか。今にも泣きそうな彼女の表情からホンシアはその理由を理解した。
考えたくなかった、それが答えなのだと。
自分が殺しの道を歩み始めた18歳、それよりも遥かに幼い姿の少女。クマの着ぐるみを着ていた無垢な少女。そんな少女が誰かを殺すようなことを、彼女の脳は想像出来なかった。想像するのを拒否した。彼女は信じたかったのである。少女の純粋を。
腹を貫かれてもなお、ホンシアはそれを信じたかった。ベイビードールが本当に悲しんでいることを。望んで自分を殺したのでは無いことを。
だからホンシアは微笑み、首を振った。泣かなくて良い、アナタは悪くないから――そう伝えるために。
それが伝わったのかどうなのか、ベイビードールは「があぁぁぅ……」と悲しい泣き声を発し、やがて居たたまれなさげに俯いた。
果たして、どんな葛藤の末にベイビードールはその手を血に染めたのか。ホンシアはその心情を推し量ろうとしたが、痛みの中で朦朧としつつある思考には無理な仕事だった。唯一思い浮かべることが出来たのは、恐れと決意の狭間で弾丸を放った、最初の射殺の記憶。
あの時の自分はここまで悲しい顔をしていただろうか。ホンシアにはその自信が全く無かった。狙撃が成功した瞬間には達成感と解放感が心を満たしていて、悲しむ理由なんて皆無だったに違いない。
それが、この末路への第一歩。あの日、ホンシアは少女でなくなった。
だけど、この子はまだ大丈夫――
ベイビードールは俯いたまま、未だ狙撃銃を握っていたホンシアの右手を解き始めた。見た目よりも遥かに強いベイビードールの力に抵抗できず、ホンシアは銃を取られてしまう。空いてしまったその手に代わりの何かが握らされた。
指に触れたのはビニールのような物に包まれた何か。ホンシアがその正体を確かめようと手を開く前に、ベイビードールが立ち上がる。狙撃銃を抱え、ホンシアの視線から避けるように目を伏せ、ベイビードールは静かに立ち去った。
瀕死となり、狙撃銃を奪われ、もはやホンシアは戦力では無い。よって、ベイビードールの任務は達成したに違いなかった。
ホンシアは手を開き、狙撃銃の代わりに貰った物を確かめる。
ビニールに包まれた飴玉3つ。それがベイビードールの想いだった。
ビニールを解き、その3つを一気に口中へ入れるホンシア。
甘い……
その甘味によって、ホンシアの痛みがほんの少しだけ和らぐ。僅かに感じる、生きる余裕。
まだ私……死んでないんだよね…………
ホンシアはゆっくりと身体を起こし、腹部の傷を確かめる。出血は多いが、幸運にも傷の位置自体は致命的では無いようだった。まるで、故意に逸らしたかのように。
もしこのままじっとしていれば、命だけは助かるかも知れない。だがその選択肢を選ぶことを、彼女は許せなかった。
ホンシアは分かってしまったのだ。たとえ生き残ったとしても、もはや自分はベイビードールのような少女には戻れないことを。そして死んでしまった者たち――雇い主である陰島、その秘書である神崎、自分と同じく雇われた幾人の兵士――彼らの死を無視して逃げることが自分に出来ないことを。
ホンシアはズボンのポケットから小さな短銃を取り出し、立ち上がった。意識は朦朧としている。腹部からは血がまだ流れている。眼下の中庭では『女王』が背を向けている。その先でローエングリンが壁に身を預け、座り込んでいる。
最悪の危機、絶好の機会。その両立の中、ホンシアは銃を構え、狙いを定める。
まだ……やれる……!
『女王』までの距離は50m程度。狙撃銃ならば確実に命中できる距離だったが、今のホンシアが短銃で狙える距離では無い。それでもホンシアは諦める事無く集中した。相手を見据え、銃と腕を魔力による加速度で固定し、精神を統一して。
彼女は残った全てを用い、慎重に狙いを定める。魔導士としての、狙撃手としての自分全てをその1発に託すかのように。選んでしまった道を、もう二度と後悔しないように。
最後に殺したい相手に向けた銃。その銃口が完璧に『女王』を捉えたと確信した瞬間、合図であるかのように風が弱まった。狙撃手としての感性に押され、ホンシアは無意識に引き金を引いていた。
残された意識と命と誇りの全てを込めた、直線軌道の弾丸。それが真っ直ぐ、ただ真っ直ぐに、『女王』に向かって――
年を感じた日
どうも、3連休の半分は友人らと映画とか見に行って、
残り半分は完全に寝休日だった私です。
こんなに疲れやすいなんて……年かな。
とにかく妖精帝國の『stigma』を買ったので聞くことにします。
配送途中でCDケースにひびが入ったっぽいけど。
腰が痛い。アニメ感想。
・夏目友人帳
ババアは人間の友達いなかったのか……?
・ストライクウィッチーズ
主人公はやっぱり凄くなきゃ駄目なのかなぁ。
・スケアクロウさん
どんどんクリーチャーが増えて行く。
・ひだまりスケッチ
ねこねこソフト復活おめでとうございます。
・しゅごキャラ
メガネが1話で仲直り。あむに対しては敵だった方が恋愛フラグ立つのに。
・鉄腕バーディー
オカマメカが死んでちょっとびっくり。今後の展開に期待できないぜ!
・RRR2
ネタバレっぽくて打ち切りかと思った。話的にはオレンジと新井里美は蛇足な気も。
さて、黒歴史小説です。
先日ウチが手伝いをしてる同人サークル「脳内天国」のモモンガ先輩が
何故かこの小説を読んだらしいです。しかも多分全部。
書いておいてなんですが…………よく読めるなぁ。
〜『Respective Tribute』 第81回〜
一進一退の攻防を繰り広げていたアリスとカレンは同時に動きを止めた。下から聞こえる大声、怒れる『女王』の叱咤。2人ともその姿に釘付けとなっていた。
アリスは『女王』を目で追う内に、建物の壁に倒れ掛かっている人影に気が付いた。夕日に伸びる建物の影が覆うその人影に、彼女は目を凝らす。
白い衣服、白い髪。懐かしい姿の男。
「ローエングリン……!」
一瞬で加速度を発生し、しかし一瞬でアリスに向かって蹴りが放たれた。脇腹を狙ったその足をかわし、続くカレンの蹴りを下がりながら避けるアリス。アリスの足が屋根瓦に触れ、2人は再び屋根の上で対峙した。
「やっぱり、貴女を倒さないと『女王』の所へは行けないみたいね」
「今更? 本当に馬鹿ね、貴女は」
カレンから冷ややかな笑いを受け、アリスはムッとした表情になってしまう。力任せに突進したくなる気持ちを抑えながら、アリスは現状を整理し始める。
カレンは強いわ、とても。だけど攻撃はかわせないわけじゃないし、気長に頑張れば倒せるかも知れないわ。けれど、それだと時間が掛かり過ぎちゃう。ローエングリンを助けなきゃいけないのに。だから、今すぐ倒せる方法、何か、そう……
アリスは昔、ローエングリンに教わった言葉を思い返す。相手の考え付かないことをしろ。そのローエングリンの言葉が今の状況にはとても有効であると、彼女にはそんな予感がしていた。
アリスの攻撃はカレンの靴によって防がれていた。彼女の足捌きと『構造体』製の頑丈な靴は鉄壁の防御と言っても過言では無い。しかし、アリスはそれ以上の防御を知っている。相手の力を受け流す、守護の剣を。
アリスはそれを破ることが出来る。だが、同じ方法で勝てるわけでは無い。彼女は考える。カレンの脚を無効化する方法を。防御を防御で無くする方法、攻撃を防がれない方法を。カレンのための、必勝法を。
カレンの右脚が揚がり、アリスを挑発するかのように爪先で円を描き出した。一見隙だらけにも見える行動、しかしアリスの攻撃に対応出来る速度をあの脚は持っている。
むやみに接近するわけには行かないわ。アリスはそう判断し、すり足で1歩前進する。足に伝わる瓦の硬さ。彼女は不意に、ある手段に気付いた。
接近出来ないとしたら逆に、そうね……
右足を後ろに下げ、アリスは野球のバッターのようにバールのようなものを構える。カレンは吹き出し、馬鹿を見るかのような目でアリスを見た。
「こんなに頭のおかしい子だとは思って無かった。大丈夫なの、アリス」
「何がかしら?」
「貴女の頭。そんな所で構えたって私には届かないわ」
カレンとアリスの距離は3メートル以上。バールのようなものはカレンの右足にすら当たることは無い。
「確かにそうかも知れないわ。でもねっ!」
アリスはバールのようなものを大きく振り、自身の右にある瓦屋根の頂上をえぐる様にして吹き飛ばした。
「なっ……!?」
瓦とその破片がまるで激しい水しぶきのようにカレンに襲い掛かった。右足の一蹴りでカレンはその中でも特に大きな破片いくつかを破壊する。
残る細かい破片がカレンに当たり、そして――
「アリ……」
体勢を低くしたアリスは、カレンの足元にいた。
振り下ろされるカレンの脚、振り上げられるアリスの武器。高速の両者が激突した瞬間、美しい脚が血を撒き散らして曲がるはずの無い方向へと折れた。絶叫が夕空に木霊する中、アリスはさらなる一撃を残った脚に放つ。痛みで無防備だったカレンの左脚が右足同様に折れ、彼女は無様にも屋根へと転倒した。
勝利を得たアリスは立ち上がり、壊れた人形のように無残なカレンを眺める。西日の光に目を細めながら、彼女は思わず笑みを浮かべていた。
残り半分は完全に寝休日だった私です。
こんなに疲れやすいなんて……年かな。
とにかく妖精帝國の『stigma』を買ったので聞くことにします。
配送途中でCDケースにひびが入ったっぽいけど。
腰が痛い。アニメ感想。
・夏目友人帳
ババアは人間の友達いなかったのか……?
・ストライクウィッチーズ
主人公はやっぱり凄くなきゃ駄目なのかなぁ。
・スケアクロウさん
どんどんクリーチャーが増えて行く。
・ひだまりスケッチ
ねこねこソフト復活おめでとうございます。
・しゅごキャラ
メガネが1話で仲直り。あむに対しては敵だった方が恋愛フラグ立つのに。
・鉄腕バーディー
オカマメカが死んでちょっとびっくり。今後の展開に期待できないぜ!
・RRR2
ネタバレっぽくて打ち切りかと思った。話的にはオレンジと新井里美は蛇足な気も。
さて、黒歴史小説です。
先日ウチが手伝いをしてる同人サークル「脳内天国」のモモンガ先輩が
何故かこの小説を読んだらしいです。しかも多分全部。
書いておいてなんですが…………よく読めるなぁ。
〜『Respective Tribute』 第81回〜
一進一退の攻防を繰り広げていたアリスとカレンは同時に動きを止めた。下から聞こえる大声、怒れる『女王』の叱咤。2人ともその姿に釘付けとなっていた。
アリスは『女王』を目で追う内に、建物の壁に倒れ掛かっている人影に気が付いた。夕日に伸びる建物の影が覆うその人影に、彼女は目を凝らす。
白い衣服、白い髪。懐かしい姿の男。
「ローエングリン……!」
一瞬で加速度を発生し、しかし一瞬でアリスに向かって蹴りが放たれた。脇腹を狙ったその足をかわし、続くカレンの蹴りを下がりながら避けるアリス。アリスの足が屋根瓦に触れ、2人は再び屋根の上で対峙した。
「やっぱり、貴女を倒さないと『女王』の所へは行けないみたいね」
「今更? 本当に馬鹿ね、貴女は」
カレンから冷ややかな笑いを受け、アリスはムッとした表情になってしまう。力任せに突進したくなる気持ちを抑えながら、アリスは現状を整理し始める。
カレンは強いわ、とても。だけど攻撃はかわせないわけじゃないし、気長に頑張れば倒せるかも知れないわ。けれど、それだと時間が掛かり過ぎちゃう。ローエングリンを助けなきゃいけないのに。だから、今すぐ倒せる方法、何か、そう……
アリスは昔、ローエングリンに教わった言葉を思い返す。相手の考え付かないことをしろ。そのローエングリンの言葉が今の状況にはとても有効であると、彼女にはそんな予感がしていた。
アリスの攻撃はカレンの靴によって防がれていた。彼女の足捌きと『構造体』製の頑丈な靴は鉄壁の防御と言っても過言では無い。しかし、アリスはそれ以上の防御を知っている。相手の力を受け流す、守護の剣を。
アリスはそれを破ることが出来る。だが、同じ方法で勝てるわけでは無い。彼女は考える。カレンの脚を無効化する方法を。防御を防御で無くする方法、攻撃を防がれない方法を。カレンのための、必勝法を。
カレンの右脚が揚がり、アリスを挑発するかのように爪先で円を描き出した。一見隙だらけにも見える行動、しかしアリスの攻撃に対応出来る速度をあの脚は持っている。
むやみに接近するわけには行かないわ。アリスはそう判断し、すり足で1歩前進する。足に伝わる瓦の硬さ。彼女は不意に、ある手段に気付いた。
接近出来ないとしたら逆に、そうね……
右足を後ろに下げ、アリスは野球のバッターのようにバールのようなものを構える。カレンは吹き出し、馬鹿を見るかのような目でアリスを見た。
「こんなに頭のおかしい子だとは思って無かった。大丈夫なの、アリス」
「何がかしら?」
「貴女の頭。そんな所で構えたって私には届かないわ」
カレンとアリスの距離は3メートル以上。バールのようなものはカレンの右足にすら当たることは無い。
「確かにそうかも知れないわ。でもねっ!」
アリスはバールのようなものを大きく振り、自身の右にある瓦屋根の頂上をえぐる様にして吹き飛ばした。
「なっ……!?」
瓦とその破片がまるで激しい水しぶきのようにカレンに襲い掛かった。右足の一蹴りでカレンはその中でも特に大きな破片いくつかを破壊する。
残る細かい破片がカレンに当たり、そして――
「アリ……」
体勢を低くしたアリスは、カレンの足元にいた。
振り下ろされるカレンの脚、振り上げられるアリスの武器。高速の両者が激突した瞬間、美しい脚が血を撒き散らして曲がるはずの無い方向へと折れた。絶叫が夕空に木霊する中、アリスはさらなる一撃を残った脚に放つ。痛みで無防備だったカレンの左脚が右足同様に折れ、彼女は無様にも屋根へと転倒した。
勝利を得たアリスは立ち上がり、壊れた人形のように無残なカレンを眺める。西日の光に目を細めながら、彼女は思わず笑みを浮かべていた。
