不思議の国の軟体鉱物

2007-07

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遅い、遅すぎるのだ!!

どうして『コードギアス』特番の放映時間がこんなに遅い!!

リアルタイムで見る自分もどうかと思うけど。アニメ感想。
・スカイガール
黒髪ポニテの人ってしっかりものってわけじゃないのね。

・マイメロ様
変態柊兄と妄想マイメロ。


さて、小説です。
『コードギアス』見ながら更新するのって難しい。


『Respective Tribute』 第17回

 不機嫌になりつつあるアリスを見て、少しはぐらかし過ぎたかなと、奈々子は自分の失敗を感じた。
 強力な魔導士であるホンシアと接触するのにアリスの協力は不可欠であるが、そのアリスが下手に作戦内容を知っているとホンシアに感付かれる恐れがあった。しかしこれ以上機嫌を損ねないためにも、そろそろ今回の作戦についてしっかりと話すべきかも知れない。
 奈々子はそう結論し、アリスの頭でも分かりやすいであろう言葉を選び、言った。
「貴女にはね、アリス。ホンシアと仲良くなってもらいたいの」
「仲良く?」
 アリスはきょとんと目を丸くした。
「仲良くなって、出来れば一緒に買い物に行くくらいに」
「あっ、やっぱり仲間にするのね」
 予想通りだったと言うように、アリスはポンッ、と手を叩いた。
「仲間といえばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃないけどね」
「あら、違うのかしら?」
 アリスはがっくりと肩を落とす。面白い。奈々子はいつの間にかにやけていた。
「違うとも言いきれないわ。私たちがやるべきことは、ホンシアの身柄確保。その後は監視下に置いた上で『協力』してもらう予定だわ」
「身柄確保って、捕まえるってこと?」
 奈々子が頷くと、アリスは宙に浮かしたままの箱を降ろし、右手の中に収めた。
「それなら、仲良くしない方が良いと思うわ」
「慎重に行きたいのよ。相手を油断させて、ね。分かるでしょ?」
「そんな回りくどいことなんて、まっぴらだわ!」
 紙の箱が潰れる音がし、奈々子は結論を間違えたことに気が付いた。
 普段はつまらなそうに、大人しそうにはしている。しかし、一度火がつけば止まらない。そんなアリスの闘志に火をつけてしまった。目を覆いたくなる自体だった。
「私がホンシアを倒して、連れてくればいいのよね。任せてちょうだい!」
 アリスが大して大きくも無い胸を張り、右手で叩いた。
 どうにかして黙らせて、元の作戦を遂行するように説得しなければならない。奈々子は気が重くなったが、ふと、その必要が無いことに気が付いた。
 たとえ元の作戦に戻したとしても、こんな馬鹿娘ではホンシアを騙すことは出来ない。それに、ホンシアに会った時点で作戦を無視する可能性もある。それならこのまま、ホンシアと戦わせるのも悪くないかも知れない。危険はあるが、当初の計画に戻すよりはマシなはずだ。
 腹が決まった奈々子は、何を想像しているのだろうか、不気味な笑みでチョコレートを頬張るアリスに語りかける。
「分かったわアリス。でもね、失敗は許されないわ」
 アリスは奈々子の方を向き、うんうんと頷いた。
「確実に倒す作戦を考えましょう。シンプルで大胆で、絶望的なやつを」
 奈々子も笑みを浮かべた。先ほどのアリスと同じ、不気味な笑みを。
 女2人、不気味な笑みで向かい合った。
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