卒論チェック待ち中
どうも。修正した卒論を出して、そんで教授のチェックが終わるまで
かなり時間があるので日記更新しちゃう私です。
大学の研究室内で黒歴史小説を更新するのは勇気がいるぜ……
アニメ感想書くのも勇気が……
・みなみけ
メガネ男子がなんか邪魔。
・破天荒遊戯
なんかみんな体が丈夫。
・バンブーブレード
腹痛は見てるこっちも腹痛になりそうで。
・ARIA
げ、原作が大変なことに……
・カイジー
ドリルが素敵。
・狼と香辛料
近年稀に見る萌えアニメだよね。
・伊藤静が主で関智一が執事で
ベア子。
さてさて、小説です。
構成とか変えてたら時間かかった!
~『Respective Tribute』 第54回~
「……もしかしたら、こうなることを何処かで期待していたのかもしれない」
まるで悔やむような力無い声でローエングリンが言った。
「立ち向かうのが恐ろしいのだろう。勝てる見込みが少ないことを分かっているのだろう。だからこそ、お前を巻き込みたくなかった。それなのに、心の何処かで……」
「ローエングリン……」
ローエングリンは変わってしまった。アリスはその考えを少しだけ改めることにした。
アリスの兄代わりとしてのローエングリンはあの頃のまま、今もまだ、そこに。
「……危険だぞ。生きて帰れる保障は全く無い」
「それは当たり前だわ。いつだってそうよ」
「『女王』に背くことで、罰を受けるかも知れない」
「逃げちゃえばいいのよ」
ローエングリンは無言でアリスを見詰める。問いかけるような彼の眼差しに、不敵な笑みでアリスは答えた。
「……分かった」
ローエングリンは肩を竦める。
「共に行こう。一緒に倒そう、『女王』を」
微笑みながらローエングリンが言った。アリスは力強く頷く。
「これでやっと、本当に仲間ってわけね」
今まで黙っていたホンシアがそう言ってアリスの両手を包むように握った。
「よろしくね、アリス」
アリスは何か引っかかりながらも「あ、ええ」と頷く。しかし頷き終わった時、ある事に気づいた。
「あっ……ローエングリン、ホンシアに私たちの正体……」
「気にするな」
アリスが言い終える前に、ローエングリンがあっさりと言った。
「そうそう。よく分からないけど、気にしないから」
「えっと……まぁ、いいわ」
アリスは深く考えることを放棄し、ホンシアに笑いかける。
「改めてよろしくね、ホンシア」
口元の笑みで返答するホンシア。
「アリス」
ローエングリンが透き通った声を夜空に響かせ、呼びかけた。
「『女王』と戦うのは、明日の午後だ。明日の朝ホンシアに迎えへ行かせるから、今日はゆっくり休むと良い」
「分かったわ」
ローエングリンは優しく微笑む。今までアリスが見たことの無いくらい、優しい顔で。
「決戦だ。自分らしく、全力を尽くせ」
「当然だわ」
その言葉に満足したのか、ローエングリンはアリスに背を向ける。
「戻るぞ、ホンシア」
ホンシアは「それじゃあ、また明日」とアリスに言ってからビルの屋上に降り、置きっぱなしの紙袋を掻き集めてから飛び去るローエングリンの後を追った。
1人残されたアリスは屋上に立ち、そして明日の戦いのことを思う。
勝てるわ、私とローエングリン、それにホンシアなら。たった1人でふんぞり返ってる『女王』なんて、きっと敵じゃない。やっと、やっと今までの仕返しが出来るのね。
アリスは胸を躍らせながら、楽観的にそう考えた。楽観的に、あまりに楽観的に。
泣くことも、知らずに。
かなり時間があるので日記更新しちゃう私です。
大学の研究室内で黒歴史小説を更新するのは勇気がいるぜ……
アニメ感想書くのも勇気が……
・みなみけ
メガネ男子がなんか邪魔。
・破天荒遊戯
なんかみんな体が丈夫。
・バンブーブレード
腹痛は見てるこっちも腹痛になりそうで。
・ARIA
げ、原作が大変なことに……
・カイジー
ドリルが素敵。
・狼と香辛料
近年稀に見る萌えアニメだよね。
・伊藤静が主で関智一が執事で
ベア子。
さてさて、小説です。
構成とか変えてたら時間かかった!
~『Respective Tribute』 第54回~
「……もしかしたら、こうなることを何処かで期待していたのかもしれない」
まるで悔やむような力無い声でローエングリンが言った。
「立ち向かうのが恐ろしいのだろう。勝てる見込みが少ないことを分かっているのだろう。だからこそ、お前を巻き込みたくなかった。それなのに、心の何処かで……」
「ローエングリン……」
ローエングリンは変わってしまった。アリスはその考えを少しだけ改めることにした。
アリスの兄代わりとしてのローエングリンはあの頃のまま、今もまだ、そこに。
「……危険だぞ。生きて帰れる保障は全く無い」
「それは当たり前だわ。いつだってそうよ」
「『女王』に背くことで、罰を受けるかも知れない」
「逃げちゃえばいいのよ」
ローエングリンは無言でアリスを見詰める。問いかけるような彼の眼差しに、不敵な笑みでアリスは答えた。
「……分かった」
ローエングリンは肩を竦める。
「共に行こう。一緒に倒そう、『女王』を」
微笑みながらローエングリンが言った。アリスは力強く頷く。
「これでやっと、本当に仲間ってわけね」
今まで黙っていたホンシアがそう言ってアリスの両手を包むように握った。
「よろしくね、アリス」
アリスは何か引っかかりながらも「あ、ええ」と頷く。しかし頷き終わった時、ある事に気づいた。
「あっ……ローエングリン、ホンシアに私たちの正体……」
「気にするな」
アリスが言い終える前に、ローエングリンがあっさりと言った。
「そうそう。よく分からないけど、気にしないから」
「えっと……まぁ、いいわ」
アリスは深く考えることを放棄し、ホンシアに笑いかける。
「改めてよろしくね、ホンシア」
口元の笑みで返答するホンシア。
「アリス」
ローエングリンが透き通った声を夜空に響かせ、呼びかけた。
「『女王』と戦うのは、明日の午後だ。明日の朝ホンシアに迎えへ行かせるから、今日はゆっくり休むと良い」
「分かったわ」
ローエングリンは優しく微笑む。今までアリスが見たことの無いくらい、優しい顔で。
「決戦だ。自分らしく、全力を尽くせ」
「当然だわ」
その言葉に満足したのか、ローエングリンはアリスに背を向ける。
「戻るぞ、ホンシア」
ホンシアは「それじゃあ、また明日」とアリスに言ってからビルの屋上に降り、置きっぱなしの紙袋を掻き集めてから飛び去るローエングリンの後を追った。
1人残されたアリスは屋上に立ち、そして明日の戦いのことを思う。
勝てるわ、私とローエングリン、それにホンシアなら。たった1人でふんぞり返ってる『女王』なんて、きっと敵じゃない。やっと、やっと今までの仕返しが出来るのね。
アリスは胸を躍らせながら、楽観的にそう考えた。楽観的に、あまりに楽観的に。
泣くことも、知らずに。
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