不思議の国の軟体鉱物

2017-10

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暑い中、小説書く

ええい、日中暑かった!!

小説で疲れたのでさっさとアニメ感想。
・ロミジュリ
作画崩壊はロリキャラが出てこない回にしておくれ

・電脳コイル
もうこのアニメが今一番面白いと認めるしかない。

それじゃあ久しぶりに黒歴史小説です。
前回の話はカテゴリタグ「Respective Tribute」で見れるです。
書いてる分量に比べてストーリーの進まないことと言ったら!


『Respective Tribute』 第16回

「どこまでって……どういう意味かしら?」
「うまく言葉に出来ないんだけど」
 曖昧さを補うために、奈々子は右手の人差し指をピンと立てる。
「飛ぶ時にさ、こういう風にゆらゆらしちゃうのか」
 奈々子は右手全体を左右に揺らした。不安定に飛行する魔導士を表現しているつもりだ。
「それとも、空中に固定されるのか」
 右手の震えを止め、奈々子はアリスの目を覗き込む。
 アリスの青い眼球は作り物のように綺麗である。その無垢な眼が物思い、わずかに陰る。時折見せるその瞳の動きを、奈々子は好んでいた。
「うーん、人にもよるんだけど」
 アリスは手元の箱を宙に浮かす。
「ちょっとこれ、押してみてくれないかしら」
 突然の行動に戸惑いつつも、奈々子は言われた通りに箱を指で突付いた。
 紙製の箱を指で動かせないわけは無い。しかしアリスが浮かした箱は、奈々子が加えた力にびくともしなかった。厚紙がまるで岩のように重く、完全に空中で固定されていた。
「すごいわね……」
 何人かの魔導士と面識のある奈々子も、その力を直に体験するのは初めてだった。
「意識できれば大丈夫なのよ。だけど、突然なのは駄目ね」
 そう言って、アリスは目を閉じる。
「好きなタイミングで押してみてくれないかしら」
 奈々子は突き出した指を箱の直前で止め、2秒ほど待った後でさらに突き出した。箱は何の抵抗も無く押し出され、アリスの前を滑るように移動する。
 アリスはゆっくりと眼を開けた。すると箱の動きは停止し、奈々子の指では動かせなくなった。
「他の力を意識できるかどうかが重要なの。自分の魔力だけならちゃんと飛べるけど、急に強い風が吹くと全然駄目だわ。何かに驚いた時もちょっとだけ、ふらふら~ってするし。大事なのはアレかしら、せいしんしゅうちゅう?」
「なるほどね……ということは」
 奈々子がキーを叩くと、端末の画面に過去の気象情報が現れた。
「ホンシアが行動を起こした日の風速……やっぱりほとんど無い。昨日も風は無かったわよね」
「ええ、とっても飛びやすい日だったわ」
「飛びやすい日ね。これで予測が立てられそう」
 風速何メートルまでを飛びやすい日としているか、過去の事件のデータからではホンシアの基準は分からない。だけど、少なくとも明らかに風の強い日は行動しないだろう。ビル街の上空なら尚更である。
「ねぇ、奈々子」
 奈々子の言葉に何か引っかかったのか、腑に落ちない表情をしていたアリスが口を開いた。
「奈々子は、このホンシアに何か用があるのかしら」
「ええ、あるわ」
「だったらそのために、私に何をさせたいのか、ちゃんと言って欲しいわ」
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