不思議の国の軟体鉱物

2017-05

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恐るべきは『ポケモン』

友人と一緒にポケモングッズ店、ポケモンセンターに行ってみた。

子どもが信じられないくらいいた。

あれで少子化なら、問題ない気もする。

また新しいポケモン育てようか。アニメ感想。
・ガンダムOO
オペレーターにもっと光を。

・電脳コイル
デンスケ……

・しおんの王
作画崩壊の予感。

・マイメロ様
ぞうさんはあまりに悲しすぎはしないか。

・みなみけ
この話に出てくる男はどいつもこいつもいい男。

さて、たまには小説です。
この小説よりもモモンガ先輩の新企画が心配で心配で……

『Respective Tribute』 第34回

 ホンシアへ帰還する旨を連絡したローエングリンは一人、ビルの屋上で佇む。
 東京の夜は輝きに溢れている。それでも、夜を掻き消すほどでは無い。街の明かりは照らしたいものがあるからこそ灯るのであって、夜を昼にするためにあるのでは無い。照らされぬものは幾億もある。ホンシアもローエングリンもアリスも、その中にいる。
 だからこそ、戦えるのだ。
 ローエングリンは携帯端末で自分の雇い主へと接続する。彼と出会えたのは幸運だったと、ローエングリンは雇い主と言葉を交わす度に思う。理由は違えど自分の目的に賛同してくれ、協力を惜しまないその男。むしろ協力しているのはローエングリンの方かも知れなかった。
 『構造体』で生まれたシンボル達は皆、人間に対しての敬意を刷り込まれているが、それとは異なる尊敬の念をローエングリンは雇い主に抱いていた。シンボルが人間に抱く敬意はその想像力の豊かさに対してのものであるが、ローエングリンが雇い主に抱くのは強さに対するものだった。
 老齢に差し掛かるのも間近であるというのに肉体の鍛錬を怠らず、魔力も強力だった。だがそれ以上に、自分の命を引き換えにしてでも目的を達しようというその意志が、尊敬に値した。
 ローエングリンはまだ、その覚悟を決めていなかったから。
 雇い主との回線が繋がり、尊ぶべき声が聞こえてきた。
「首尾はどうだ、ローエングリン」
 自信の滲み出た、それでいて落ち着いた声。ローエングリンは時折、その声が『女王』の声に似ていると感じていた。だが『女王』の声に感じた威圧感が、雇い主の声には無い。それは厳格な主従関係が無い故なのか。
「やはり、ホンシアが出会ったのはアリス……私の古い友人でした」
 今日この場所にホンシアと共に来たのは、それを確かめるためだった。ホンシアが「不思議の国のアリスそっくりの魔導士」を目撃したと聞いたローエングリンは、それが日本に旅立ったアリスだと判断し、雇い主にその事を話した。すると、出来ることなら計画に参加させたいという意見と共に、再度現れる可能性があるのでホンシアと共にアリスが現れた現場で待て、という命令が下された。
 その思惑通り、アリスは現れた。
「そうか、会えたか」
 さも当然とでも言っているかのような雇い主の声。それがローエングリンは気になった。
「それで、だ。協力してくれそうかな、彼女は」
「いえ。恐らくは何者かの刺客でしょう。我々の行動が既に感付かれているか……何にせよ、協力は仰げないでしょう」
「刺客か。だがそう考えると妙だと思わないか。不用意かつ無意味にターゲットと接触しすぎている。再度接触を試みたのはな、ローエングリン。お前の友人だからという理由だけでは無く、刺客としては軽率な彼女が、明確な害意を持った者ではないと判断したからだ」
「ですが、結局は……」
 言いかけて、ローエングリンは雇い主の声に込められた、悪戯めいた含みに気付く。
「まさか、貴方の差し金ですか」
「いかにも」
 悪びれる様子も無く、雇い主はニヤリと言った。
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