不思議の国の軟体鉱物

2017-08

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頭がどうかなってしまうアニメ

『カブトボーグ』はアニメ史に残るかもしれない……

究極のシュールギャグアニメ。アニメ感想。
・みなみけ
このアニメは男性キャラが良いキャラすぎて困る。

・バンブーブレード
この剣道部はハイスペック過ぎやしませんか?

・スケッチブック
栗原先輩はハイスペック過ぎやしませんか?

・カイジーー
カイジの行動と石田さんに涙。本気で涙。

・ジェニーーー
『カブトボーグ』の脚本家が書いてるから、今回も超展開……


さて、小説です。『ポケモン』も頑張ってます……


 奈々子と会った日から2日。ローエングリンと会った日から5日。
 アリスはその夜もいつものように、自宅マンションの屋上へと向かった。いつもの正装、エプロンドレスをまとって、階段を昇って。
 日によってはマンションの他の住人と会い、「こんばんは」と挨拶することもある。相手の多くは軽く会釈を返してくれるものの、奇異の目で見る者ばかりだった。最も、アリス自身はその視線に気付いてはいなかったが。
 今宵に関しては、アリスは屋上に着くまで誰とも会わなかった。
 ――屋上に着くまでは。

 いつもと同じ屋上ではない。見慣れない人影が視線の先、屋上の手すりに座っていた。アリスが目を凝らすと、銀色の短髪が見える。
 探していた相手、ホンシアがそこにいた。
「や」
 ホンシアが片手を上げて挨拶をした。このマンションに住み始めてから初めて、相手の方から挨拶をされたアリス。その思いがけない遭遇に、彼女は戸惑った。
「えっと、ホンシア……かしら?」
 思わず、確認してしまう。ホンシアはニコリと笑って、「そうだよ」と答えた。
 アリスは僅かに警戒しながらも、ゆっくりとホンシアへ歩み寄った。歩を進めながら、何を話そうか、何から聞けばいいか。そんな事を考えつつ、座るホンシアから3歩程離れた位置まで歩き、止まる。
 ローエングリンの事、ホンシアがここにいる理由、いくつもの想念。
 春の風が頬に吹き付ける。
 2人は静かにお互いを見つめる。ホンシアが何を思っているのかアリスには分かるはずも無かったが、5日前に差し伸べられた優しさを彼女は信じたかった。今日この場所に来たのも、決して戦うためじゃないと。
 だからアリスも、右手に握られたバールのようなものを振るわない。約束だから、先制攻撃は絶対しない。
 しばらく見詰め合った後、ホンシアが口を開いた。
「今、私をそのバールでぶっ叩ける大チャンスなんだけど」
 アリスは返答する。
「約束だからしないわ。それに、バールじゃないわ。『バールのようなもの』よ」
 軽く口元を緩ませて、ホンシアが瞬きを2回。
「逆に、私が先手を撃つって思わない?」
「私、貴女がそういう人じゃ無いって思っているもの」
 それを聞いたホンシアは、また無言で、アリスの顔をまじまじと見つめた。
 そして、小さく笑った。
「そんなに信用されると、逆に困るなぁ。でも、そうだね。嬉しい。ちょっぴし嬉しい」
 ホンシアの優しげな笑顔につられ、アリスも微笑んでしまう。
「今日はちょっと話したくて来たんだ。だから立ってないで、横に座ったら」
 右手で手すりをポンポンと叩き、ホンシアはアリスを招く。その誘いに乗り、アリスはホンシアの右隣に座った。
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