不思議の国の軟体鉱物

2017-10

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気が付いたら9KB

ゆりしーは本当に今年で消えちゃうだろうなぁ……
それがとても、寂しい。

さささっとアニメ感想。
・バンブー
キリノかわいいよキリノ。

・アリーア
今回はわりとどうでも良い。

・カイジ
ルール説明でほとんど……

・狼と香辛料
うわっ、もはや夫婦じゃんこいつら!!

・ドラゴノーーーーツ
GONZO……これはちょっとやりすぎ……というかやらなすぎでは?

・墓場鬼太郎
寝子をくれ。

・クラナアアアアアアアアド
般若の声が受話器から聞こえてくるぞォォ!!

・リフレクティッッア~♪
だんだん電波娘が可愛く見えてくる恐怖。

・グレンラガーン
ロシウ……どうした?

さて、小説です。
何かシーン的に書きやすい部分があったらしく、普段の2~3倍ほど書けました。
これで3日は持つ……



~『Respective Tribute』 第52回~

「どういうことなのか、説明して欲しいわ、ローエングリン」
 開口一番、アリスは語気強めにそう言った。
「もう、分かっているだろう。俺が、俺たちがやろうとしていることを」
「それは分かっているわ、だから……」
 アリスは聞かせて欲しかった。頂点にいる者に弓引く覚悟を持てた、その理由を。
「……『女王』は今、何らかの目的を持って人間社会に介入している」
「介入って、具体的には何をしているのかしら?」
「人間社会において、『女王』の地位は大手証券会社バンクス・アンド・ガーフィールドの最高経営責任者だ。その地位で以って、『女王』は多くの企業への投資、買収を行っている。あまりに、大々的に」
「…………全然意味が分からないわ」
 ホンシアは腕を組んで黙ったまま、静かに2人のやり取りを見ている。ローエングリンはため息を吐き、こう言い直した。
「つまり、人間の社会に大きな影響を与えているんだ、『女王』は」
「気に食わないけど、それが何か悪いことなのかしら」
「その目的は、何だ?」
 そう言われて、アリスは考え始める。
 あの『女王』のことだから、きっと高慢ちきなことだわ。もしかしたらシンボルの頂点に飽き足らず、人間の頂点にもなろうとしているのかしら。そうだとしたら、本当に腹立たしいわ。
「確かにろくな目的じゃ無いと思うわ」
「それ次第では、人間に大きな被害をもたらす可能性がある。いや、既に多くの人間が『女王』により損害を被っている」
 ホンシアが急に目を伏せ、俯き出した。だがアリスは、そんなホンシアの変化には気付かなかった。
「放っておくわけには行かない。『構造体』と我々の存在が明るみに出てしまったのも、『女王』が原因であるかも知れないのだからな。人間にとっても我々にとっても、今の『女王』の存在は危険だ」
「本当に、それだけが理由……?」
「……ああ」
 ローエングリンは厳かな調子の声で肯定した。アリスは、それが少し悲しかった。
 エルザ。ローエングリンを慕い、今もあの『トルソー』にてローエングリンを待っているであろう、1人の少女。彼女のためにこそ、ローエングリンには戦って欲しかった。
 アリスが本当に聞きたかったのは『女王』と戦う理由では無く、エルザへの想いであったのかも知れない。命を賭けた戦いにその想い無しで挑む、それはアリスが期待するローエングリンでは無かった。
 ローエングリンは、やっぱり変わっちゃったのね。少し、ううん、すごく。すごく寂しいわ。
 その感傷をアリスは握り潰した。浸るのは、今では無い。今は一言、一言言わなければならないのだ。
 アリスは震えそうになるのを必死に押し留めた。心の何処かで、恐れている。それに気付いたアリスは奥歯を噛み締め、あの嘲笑を、絶対を気取る陶器のような顔を思い出す。そして、立ち向かう覚悟を、己に生ませた。
 アリスは、言えた。
「私も……私も一緒に戦う」
 アリスには心なしか、ローエングリンが皮肉げな微笑を浮かべたように見えた。
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