不思議の国の軟体鉱物

2017-11

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『世界樹の迷宮Ⅱ』を買おうと思うんだ……

どうも。引っ越し先も見つかり、
そして『スマブラ』にもほどほどに飽きてきた私です。
そんなことより、あれですよあれ。
ゆりしーはもう今年の6月頃には消えてると思う……

誰が悪かったとかじゃない、運が悪かったとしか……アニメ感想。
・ペルソーナ
かーこりん……

・しおーんの王
オヤジが犯人かと思ったよ!

・破天荒遊戯
触手えろーい。

・バンブーブレード
ユージ君、負けるな。

・ARIA
結局いくつなんだ、社長……!

・カーイジカーイジ
耳なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!!

・わっちと胡椒
あれ、子作りは?

さて、痛々しい中二病小説です。
早く終わりにしないと4月に間に合わない……!!

~『Respective Tribute』 第58回~

 目覚ましの音と共に目を覚ましたアリスは、勝手にカーテンが開け放たれ日光が差し込むのを感じた。不思議に思いながらも起き上がった彼女は、見知った顔が朝日に照らされているのを発見する。
「奈々子……なんで?」
 寝ぼけ眼を凝らすアリスに、奈々子は優しく微笑んだ。
「大丈夫、貴女が寝ぼけて見間違えてるわけじゃないから」
 そう言って彼女はアリスの横を通り過ぎ、台所に向かった。ベッドの上のアリスは状況が理解できず、きょとんとしている。
「何か食べたいものある?」
 普段とは違う、妙な優しさ。違和感を覚えつつも、アリスは頭に浮かんだそれを言葉にしていた。
「オムレツ……甘いの」
「オムレツね。頑張ってみるわ」
 調理し始める奈々子をぼんやりと見つめながら、アリスは今の状況を把握しようと思考を巡らせた。
 奈々子、朝、オムレツ、優しい奈々子、変な奈々子、特別な朝、ホンシア、迎え、『女王』、ローエングリン。
 浮かんでは消えるイメージの中で、アリスは自分の為すべきことを少しずつ意識する。
 顔を洗って、髪を整えて、決戦のための服を着て、『バールのようなもの』を持って、そして――
 思考を断ち切るかのように、枕元で携帯端末が鳴った。アリスが手に取って確認すると、ホンシアからの電子メールだった。
「30分後に、屋上でね」
 その文面と部屋の時計を見比べるアリス。午前7時32分、その30分後。
 顔を洗って、髪を整えて、決戦のための服を着て、『バールのようなもの』を持って――そして8時に屋上へ向かう。
 為すべきことが確定したアリスは、ベッドから床へと足を下ろした。
 まずは顔を洗わなきゃ。そうしないと、何もかもスッキリしないわ。
 心の中で呟いた理由を反芻するかのように頷いたアリス。その目に、奈々子の背中が映る。
 顔を洗って、髪を整えて…………朝ごはんも、食べないとだわ。
 予定を修正しながらアリスは洗面所へと入る。冷水で顔をすすぎ、髪に櫛を入れて軽く梳かすと、すぐに満足の行く可愛らしさが鏡に映った。
 自分に向かって微笑むアリス。デザインされた美が自然体という理想の状態で映えていて、それは大事な日に相応しい、完璧な表情だった。
 アリスはその顔が似合う唯一の状況を想像した。輝かしい勝利の瞬間、四肢に傷を負い地を這いつくばる『女王』の姿を。
 自然と胸が高鳴っていた。空想するだけだった報復が現実に近づいていること。自分が越えられなかったものを突破する、待ち遠しい瞬間。『夢の女王』が夢見た、夢想の光景。それがついに、現実へと――
「アリス」
 その呼びかけに、ハッと我に返るアリス。鏡に映る顔は先ほどまでの完璧さを失い、嫌らしく歪んだ笑みを浮かべていた。
「そろそろ出来るから、座って待ってて」
 奈々子の声に「ええ」と応えて、アリスは洗面所を出る。台所の付近では甘さの混じる玉子の匂いが漂っており、アリスは鼻をひくひくさせながらテーブルの前に座った。程無くして、奈々子がアリスの前に料理を並べ始めた。
「はい、オムレツとトースト。あとコーンスープね」
 楕円形のオムレツは奈々子の手料理だったが、コーンスープはインスタント食品である。それでもアリスは奈々子が初めて作ってくれた料理が嬉しくて、ついつい口元が綻んでしまう。
「何、そんなに嬉しそうにして」
 自分の分も並べ終え、奈々子はアリスと向かい合うようにして座った。
「嬉しいわ、とても。だって奈々子が私のために料理を作ってくれるなんて、初めてだもの」
「そうね……ちょっと、柄じゃないかも」
「そんなことないわ。女の人は料理を作るものでしょ?」
「へぇ……作れないクセに」
 意地悪な笑いを浮かべる奈々子。アリスは頬を膨らませた。
「少しくらいは作れるわ」
「それじゃあ、今度はアリスの手料理を食べさせて貰おうかな」
 どことなく、寂しさが混じった声で。
「冷めない内に食べましょう。いただきます」
 奈々子は手を合わせて料理に頭を下げる。アリスも同じようにしながら「いただきます」を言った。
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