不思議の国の軟体鉱物

2017-07

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独り暮らし初の週末

どうも、帰省したり友人が遊びに来たりと独り暮らし初の週末は忙しかったです。
でも家からの荷物も大体届いて良い感じです。
『みつどもえ』とかね……
あと輸送に使ったダンボールの山にちょっと困る。

物品が充実してきた今、次に買うべきは抱き枕……? アニメ感想。
・墓場鬼太郎
なんという死生観……水木先生、恐るべし。

・クラナード
え、終わり? 仁科さんシナリオをお願いします。

・ちゅるーてぃあーず
最近出崎風味。

・グレンラガン
本放送の時に見た回で、その時は燃えた。改めて見ると……

・のらみみ
あんなエロいキャラがいると性的な意味で困る。

・ガンダム
クリスが死んで結構ショック。

・ペルソナ
やりすぎ注意。

・しおんの王
神園先生、ありがとうございました……

さて、黒歴史小説です。
予想以上に難航しています、ちくしょう!

~『Respective Tribute』 第66回~

 高速で突き出される『女王』の手を避け、払いつつ、陰島は後退飛行を続けた。
 直線に伸びる緩やかな傾斜の先には、目指すべき別宅がある。振り返るまでも無い、このまま後ろ向きに逃げ続けることが出来れば目的は達成される。しかし、そのためには正面を向いて戦わなければならないのだ。
 絶え間無く攻撃を続ける『女王』、彼女が狙っているのは恐らく陰島の両腕。それを掴まんと『女王』の2つの手は工業機械の如き無慈悲な速度で伸び来り、退き縮む。その激烈な攻撃に、陰島は防戦を一方的に強いられていた。
 魔導士は自分自身に近い距離であればあるほど強い魔力を発生出来るが、例外がある。自分の以外の人体に対しては、大抵の場合魔力が作用しない。だからこそ陰島は『女王』の攻撃を魔力で緩和することが出来ず、また『女王』も陰島の骨や血管に対する致命的な魔力発生を行うことが出来ないのである。
 逆に自分の人体に関してはそのような抵抗が無く、魔導士は出し得る最大の加速度を加えた打撃を行うことが出来るが、それにも問題がある。
 陰島は『女王』の連撃を捌きつつ、それに伴う痛みに歯を食いしばった。魔力により加速した打撃の威力は自身への反動も大きくする。仮に『女王』が最大の魔力で拳を撃ち出したなら、陰島の胸部に大穴が開くと同時に『女王』の骨も粉々に砕けることだろう。たとえ『女王』の身体が人間以上に強固であろうとも。
 己に対する強い魔力は、諸刃の剣。自分が耐えられる範囲の力しか接近格闘においては用を成さない。そんな限界の中、自身へのダメージが少なくかつ相手へのダメージを甚大にする攻撃――それは衝突を行う打撃技では無い。
 相手の関節を破壊するための関節技こそ、最強だった。
 拳をぶつけるなどの打撃に対し、関節技は衝突の無い攻撃。即ち、攻撃者への反動も皆無。最大の加速度で以て攻撃しても、自身は当然耐えることが出来る。
 『女王』の動きは、明らかにそれを狙っていた。
 腕が掴まれたなら最大の力で捻じ曲げられ、指先一つ動かせなくなる。そうなった場合『女王』を攻撃することはおろか、もはや防御すらままならない。
 間違いなく、死ぬのだ。
 それを防ぐために、陰島は必死で防御に徹した。攻撃を考える余裕は無い。攻撃に転じようとした瞬間に、どちらかの腕が死ぬのだから。
 緊張と焦りによって鬼のように歪んでいる陰島の形相に対し、『女王』の表情は見るからに喜びを湛えていた。
「素晴らしいぞ、陰島」
 猛攻を続けたまま、『女王』が陰島に語りかける。
「私の攻撃をここまで跳ね除けるとは、恐れ入った。私の知る『人間』の中でも、君ほどの人間は5人といない」
 つまり、他にもいると言うことか。陰島はそう思いつつも、防御に手一杯で口に出す余裕は無かった。
「予想以上だ。1対1で戦えて、本当に良かった。勝利の喜びも、人間への更なる敬意も、君という人間の記憶も、何もかも得られる戦い、私がより高く、高く、高く、高く望みへと昇り、自由で、自由であるための力となる戦い、まさにこれこそ、それなのだ!!」
 爆発する狂喜の笑い。敗北を考えていないその全てが、陰島を不快にさせた。
 思わず我が身を省みずに反撃を考えてしまう程、陰島の我慢は限界に達していた。それを押しとどめたのは、左右を通り過ぎた門柱である。
 陰島と『女王』は示し合わせたかのように同時に移動を止めた。陰島の目の前に見える門、それは別邸へと辿り着いたことを示していた。
 極限の中、陰島は約束を守り通したのだ。
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