不思議の国の軟体鉱物

2017-10

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タイムリミット

そろそろニート期間も終了……
暇が無くなる分、お金は手に入るから……
…………ネット離れ?

小説とかモモンガ先輩の手伝いとかあるから
ちょっと巡回先を減らしても良いかもしれない……
あとはお金の使い道……やっぱDVD-BOXとか?
ドールという手もあるなぁ……車は都内だと結構不便だし
駐車場代考えると割に合わない……
旅行は暇無さそうだし、あとはPCの増強とか……
でも多分貯金しちゃうんだろうね♪

遊べない男。アニメ感想。
・バンブーブレード
安藤さんは?

・ARIA
みんなプリマになっちまって……

・カイジ
来週ちゃんと指切断見れるのかなぁ。

・ドラゴノーツ
教授メガンテカポエラ逆立ち対決ジークリンデ適当エンド。なんかとにかく、ひどい。

・クラナード
般若ラブ。

・グレラガ
ヴィラル……

・ちゅるーてぃあーず
実は今さっきこっそり最終回を見た。多分、これ名作。

・のらみみ
2期を早く。というか、『コジコジ』とかがやってた時間帯にやるべし。

・ガンダム
中佐と少尉が生きてれば何でも良いんだァァッァァ!!

・ペルソーナ
兄貴ぃぃぃーーーーーーー!!!

さて、黒歴史小説です。結局3月中に終了せず。
4月からのために……やっぱり巡回先とか減らす。マジ減らす。

~『Respective Tribute』 第67回~

「おめでとう、陰島。私の攻撃に耐え、仲間の待つ屋敷へと至ることが出来た事、真に見事だ」
 『女王』の賛辞を聞き流し、『女王』の腕を手刀で打ちながら、陰島は周囲の建物に目を配る。建物の2階、正門と玄関との間にいる者を狙撃するのに適した窓に誰かいないか、必死で探した。
 神崎が命令通りに狙撃手を準備したのなら、この絶好のチャンスに『女王』の脳天を貫かんと銃身を突き出している者が必ずいる筈である。それなのに、何処にもそれが見えない。
 唯一見えたのは――窓からだらりと垂れる、腕。
「どうした陰島。注意力が散漫している、眼が泳いでいるかのようだぞ」
 僅かに悪戯めいた悪意の込められた声に、陰島の眼は『女王』の表情を見る。
「陰島、先ほども言ったが、私は勇敢でも無ければ、愚かでも無いのだよ」
 嫌らしげな微笑、それが狙撃班の全滅を告げていた。
 そう、『女王』は多勢に無勢で挑むほど勇敢でも無ければ、愚かでもないのだ。如何に自分が一騎当千の強者であるかを大胆に示しつつ、その裏で仲間を使って姑息に安全を確保する。その手法はまさしく、彼女の投資家としての手法そのものであった。
 全身の毛が逆立つような感覚、湧き上がる憤怒に眩暈すら覚える中、陰島は速度を増して『女王』の腕を叩き、『女王』もそれに合わせて攻速を高めて行く。その反動を踏ん張るため、宙に浮いていた両者の足が地面に降りる。
「『女王』……私は腹を括ったよ」
 攻撃を受け流すのに手一杯で、口を開くことすら出来なかった陰島。しかし激しくなる応酬の中で、その口が言葉を呟いていた。
「貴女は私を助太刀するものが誰一人いないように手を尽くしたのだろう。決闘を誰にも邪魔させないように、あらゆる手を打っているのだろう」
 微笑んだまま、『女王』は肯定も否定も示さない。
「1つだけ、教えて欲しい。私と同じ車に乗っていた男は無事か?」
「ああ、無事だとも陰島。狙撃手と地下室にいた人間以外は、今のところ全て無事だ」
 その意外な言葉に、陰島は思わず手を止めてしまうところだった。
「何だと? ということは私がこのまま館の中に突っ込めば、勝機があるということか?」
「そんな無様な真似をするつもりか、陰島よ」
「まさか。罠に誘い込むのなら兎も角、逃げ回った挙句仲間に助けられるなど、もはや恥だ。まぁ、貴女ならそうするのだろうが」
「もちろん、そうだとも」
 ニヤリと笑う『女王』、陰島も不敵に笑い返した。
「だから、私はここで貴女を殺す。全速、全力、全霊、受けて頂きたい」
 そう言った瞬間、陰島が振るう腕の残像、そこから腕の形が失われた。運動しているものが何なのか、自分自身でも視認出来ない程の速度で陰島は腕を振るいだしたのだ。
 それに対し『女王』はふふっ、と小さく噴出し、そして――
「アハハハハアハハァハハッハハハッ!!」
 狂ったように笑い出すのと同時に、彼女の腕も形を消した。
 見ることの出来ない腕の激突、腕では無く運動する何かに対する防御。一瞬でも気を抜いた瞬間、腕が折れるどころか吹き飛んでしまう修羅場。防御ですら自分の拳に激痛を与え、防御ですら相手の骨に亀裂を入れる。
 その中で彼らは、狂喜していた。
「素晴らしい、素晴らしいぞ陰島ぁぁっ!!! 折れない程度の全力のつもりだが、これは人間の人体に耐えられる速度では無いはずだ!! 君の腕が悲鳴を上げて、私の腕がか弱く泣いていて、私は痛い、痛いんだ!!」
 腕の激痛を無理矢理我慢していた陰島に、腕以外の新たな激痛が走る。それが左脚のものだと分かった瞬間、彼は右足で『女王』の左足を踏みつけた。同時に左腕が引きちぎられ、残った右手が『女王』の左腕を掴んだが、『女王』の左手もまた陰島の右腕をしっかりと掴み返していた。
 陰島の右と『女王』の左が拮抗する中、『女王』の右手がゆっくりと構えを取った。
「遺言はあるか、陰島よ」
 先ほどまでの狂乱振りが嘘のように、『女王』は静かに言った。
「……特には無いが、悔しいな」
「そうか……陰島、死ぬ前に1つ、こちらの質問に答えてくれないか」
「何だ……?」
「魔力……それはイメージに呼応して発生する力だ。だが、意識的に力を発生させることは知的生命体なら当然のこととも言える」
「何を……言いたい?」
 左腕の破断面から流れる血。陰島は少しでも出血を減らそうと、腕の周りを加速度で圧迫していた。
「魔力があろうと無かろうと、意思のある者は世界を自分の望む方向へ変えようとする。そしてそのための力が大抵の知的生命体にはある。そうなると、魔力とは人間にとって無駄なものなのかも知れない」
「……」
「どう思う、陰島」
 陰島は、いいや、と言いながら首を横に振る。
「魔力によって、私には多くの可能性が生まれた。可能性に無駄なものなど、ありはしない」
 それを聞いた『女王』は満足げな笑みを浮かべ、頭を垂れた。
「ありがとう、陰島。君は私が出会った魔導士の中で、最も敬意を払うべき者だ」
「その必要は無いよ、『女王』」
 陰島は、最後にコートのポケットの中で加速度を発生させた。ある物を起動させるための、力を。
「何せ、貴方も私も死ぬのだから」
 顔を上げた『女王』が、陰島の意味有りげな笑みを見て顔を引きつらせる。その表情に明らかな焦りの色が出ていることを確認した陰島は、まるで勝利したかのような満ち足りた達成感を感じた。
 決して余裕を失わなかった偉大なる『女王』の心を、陰島は乱すことが出来たのだから。他の誰もが届かなかったであろう人外の『女王』に、彼は届いたのだ。自分の命と引き換えとは言え、ただの初老の男が、紛れも無い王者に。
 勝利では無いかもしれない。だが、全くの無力でも無かった。彼には、それで充分だった。
 たとえ死の間際、残った右腕が切断され、胸部に強い衝撃を受け、『女王』が道連れにならないと知っても、その満足感は一片も失われなかった。

 轟音と共に、小型爆弾が陰島の肉体を爆砕する。陰島の右腕を掴んだままの『女王』は飛び散る肉片の一部を浴びながら、ただ無言で、立ち尽くした。
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