不思議の国の軟体鉱物

2017-07

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削って削って削って削る

どうも、ドールのアイホールを削ってる私です。
なんか、ドールってどう考えても女の子がやってるとは思えない……
つや消しスプレー吹きかけたりヤスリでアイホール削ったり、
こりゃもはやプラモデルとかそういうレベル。塗装もするし。
でもヤスリで必死にドールのアイホールを削ってる女の子はなんか萌えそう。

ダメだこいつ。アニメ感想。
・RD潜脳なんとか
何気に運動神経が凄いぽっちゃり。そして格好いいアザラシ。

・フタコイ
マルチーズがパヤたん。

・ドルアガ
くぱぁぁぁ。

・紅
やばいよこいつら。イっちゃってる。

・ブラスレイター
ゲルトォォォーーーーーー!!

・ペルソナ
オヤジが美人のお姉さんに!? でも泣ける。

・RRR2
紅蓮が格好よかったから良し。

・ファイアボール
核兵器……?

さて、黒歴史小説です。進み遅いぜ。がんばる。

~『Respective Tribute』 第73回~

 神崎忠光は右手のナイフを弄びつつ、自分の周囲に目を配っていた。強力な魔導士である『女王』ならば、正面の扉だけではなく左右の窓、天井、さらには下からの侵入もありえる。唯一可能性が無いのは、ローエングリンのいる背後のみ。
 左手に持つのは投擲用のナイフ。背後以外からならば『女王』が現れた瞬間に当てる自信が神崎にはあった。一撃で仕留められる相手で無いことは承知していたが、少なくとも有効な攻撃にはなるだろう。
 その期待を吹き消すように、正面の扉が蹴飛ばされたような音と共に飛んで来た。反射的に左のナイフを投げ、神崎はすぐに右へと跳躍し扉を回避する。投げたナイフは扉へ刺さっており、先制攻撃が無様な失敗に終わっていることを物語っていた。
 新たなナイフを左手で構え、神崎は扉の破壊された入口を注視する。ゆっくりとした足取りで血まみれの『女王』が現れ、神崎は咄嗟にナイフを投げた。そのナイフは『女王』の身体に触れる前に、先端から削り取られるように自壊した。
「この速度のナイフを振動破砕で完全に壊せるのですか……」
 驚いた、しかし苦々しい表情で神崎は呟く。
「ナイフ使いか。投げナイフは通常実用的ではないが、魔力による加速度でコントロールすれば攻撃の正確性は増し、充分に有効と言えるな」
 『女王』は見下ろすような視線で身を低くしている神崎を見る。
「それと神崎、客人に対する言葉使いである必要は無いのだよ。君の主がそれを教えてくれた」
 神崎はゆっくりと立ち上がりながら、再び左手にナイフを握った。
「叔父上は……何か遺言を?」
「特に無いと言っていたが……私を殺せなかったことが心残りとなっただろう」
「ならば、俺はアンタを殺すだけだ」
 腕を全く動かさず、神崎は魔力の加速度だけでナイフを発射した。魔力だけと言えど時速では300kmを超えるそのナイフは、第2打と同様『女王』の前で削り消えた。
「なんて速度と正確性だ……」
「正しき認識の成せる業だ。1発ならば銃弾でも同じことが出来る」
「化物め……」
 『女王』は柔らかく微笑む。表情と対照的な、血染めの顔で。
「ありがとう。褒め言葉として受け取っておこう」
 その笑顔に怖気を感じ、神崎は右手のナイフを構えたままゆっくりと後退してしまう。飛び掛る獣を向かい討つような姿勢で、しかしその心は萎縮し始めていた。
 怯むな、怯むんじゃない。神崎は己を奮い立たせようと必死でイメージを思い浮かべる。命を賭して『女王』と戦った叔父の雄姿。無残に殺された迎撃班の死屍。ホンシアとアリスは既に到着しただろうか。そんなことは関係無い、俺は時間を稼ぐために戦うんじゃない。この女を殺すために戦うのだから。
 そうだ、殺すんだ。糞、一度は収まったって言うのに。怖い、怖いに決まっているだろう。叔父上だって怖かったはずだ。それでも戦い抜いたんじゃないか、足を竦ませずに『女王』に抗ったじゃないか。
 糞ったれ、糞、糞ッ……!
「怖いのか、神崎」
 嘲るような一言。言い当てられた屈辱、激昂。反転する、心。神崎は恐怖を紛らわせる程の攻撃衝動を必死で抑え、不敵に微笑む。
「怖かったさ」
 素早く、神崎は服の内ポケットにある手榴弾を投げる。『女王』と神崎は同時に回避行動を取った。
 そして手榴弾から噴出す、灰色の煙。室内はあっという間に煙で充満した。
「なるほど、発煙筒とはな」
 部屋の何処かから、『女王』の声が聞こえてくる。
「しかもこれは……魔力遮断素材が含まれているのか。我が国でも試験段階にはあるが、日本ではここまで実用化されているとは」
 神崎は緊張しつつも、手で覆った口に薄っすらと笑みを浮かべる。
 対魔用発煙手榴弾。魔力を遮断する素材を含んだ煙により、魔導士の戦闘能力を大幅に減退させる。周囲が見えず、かつ魔力の発生自体が阻害されている状態では超常の魔導士も無力な人間になりさがる。
 神崎はこれを迎撃班にも持たせていたが、使う前に殺されたかそれとも付け焼刃程度の効果だったのか。神崎は投げナイフの1本を加速度で浮かせ、魔力の阻害率を確認する。
 ――3割、いや2割程度の阻害か。
 広くない室内においてもその程度の効果である。暴走する乗用車1台を難なく粉砕する『女王』の魔力を考えると、命を助ける効果は全くと言って良いほど無かった。
 神崎はさらに数本の投げナイフを取り出す。元々、魔力阻害に頼るつもりは無かった。勝機は煙と共にある。飛び道具の無い『女王』に対し、神崎には投げられる刃物が豊富にあった。相手の姿が見えなくとも、数を撃てば――もちろん、自分の位置が特定されないように移動しつつ――1本は当たるかも知れないという算段。接近されれば寸秒の内に首を掻っ切られることを考えると、むしろ有効だと言えた。
 神崎は3本、ナイフを投げる。音も無く、空気に大きな揺らぎも無い。『女王』から大きく外れたのだろうか。
 身を低くし、神崎は慎重に移動する。足音を立てないように、空気を震わせないように。 
 そして2射目、4本のナイフ。一番右側に投げた物から僅かに金属音が聞こえ、神崎はその付近に向けて残りの投げナイフ全てを投げ放った。
「くっ」
 小さな唸り。神崎は手応えを感じつつ、『女王』がいるであろう付近から離れるように動く。下手に突撃すれば返り討ちされるのは明白だった。
 逃れつつ、神崎は残った最後のナイフを左手に持った。右手の物と同じく投げるための形状をしていない、迎え撃つための武器。傷を負った『女王』が迫った時、相打ち覚悟で心臓に突き立てるための二振り目。部屋の隅で構え、後は待つだけだった。化物が狩りに来るのを。
 その時、神崎の向かい側から木材が激しく砕ける音がした。同時に、煙が急速に抜けて行く。
「神崎、君の主は畏れるに値する戦士だった」
 驚きを声に出さないよう、神埼はナイフを持った手で口元を押さえる。何が起こったのか、煙が遠ざかっていくと共に彼は気付き始めた。
「左の腕と足がまだ痛む。右足にも違和感を感じる。彼は私を手負いにしたのだ、この私を」
 彼は理解した。もはやこの部屋が、部屋としての形を保っていないことを。
「爆発にも危うく巻き込まれる所であった。紙一重、拮抗する魔導士であった」
 段々と視界が鮮明になって行く。
「誇りに思え、神崎」
 部屋の真ん中で、『女王』は雄雄しく立っていた。緋色の血痕に塗れた姿、その左肩からは僅かだが新たな血が艶めいている。
「主を、そして己を。私に刃傷を負わせるのも、相当なことだ」
 『女王』の背後にもはや壁は無かった。『女王』は南側の壁面を破壊し、頼みの煙幕はそこから外へと散ってしまったのだ。
 神崎に残されたのは二振りの刃物と、主の残した可能性。それと自分が開いた微かな希望。
 十分過ぎた。
「来いよ、『女王』」
 喜びを湛えた顔で、『女王』が飛び掛かる。
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