不思議の国の軟体鉱物

2017-06

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今更気付く

『しゅごキャラ』って面白いのね……!

前からちょくちょく見ていたけど、それほど気にしてなかったこのアニメ。
でもこの前見たら主人公のあむたんが性的だったので
今後はちゃんと視聴したいと思います。
いや、むしろ前期を借りてきて……!

このロリコンどもめ。アニメ感想。
・RD潜脳なんとか
読書感想文は適当に書いた覚えしかない。

・フタコイ
エロ混浴かぁ。

・ドルアガ
ヒロインがくぱぁにしか思えない。

・紅
ロリコンかぁ。

・しゅごキャラ
性的。

・ブラスレイター
マレクくん、変身だ!! 最終的にマレクとゲルトはシンクロします。

・ペルソナ
妹モードが可愛すぎてどうしようもない。

・RRR2
ルル山がヘタレすぎてどうでもいい。

・ファイアボール
ちーーーっす。

さて、黒歴史小説です。
戦闘シーンは続く、どこまでも。

~『Respective Tribute』 第74回~

 胸元に迫る細指を寸でのことで避け、神崎は左手を振るう。高速の刃はしかし、遅すぎた。『女王』は既に彼の射程より遥か遠くにいて――次の瞬間には神崎の脛に迫っていた。
 神崎は反射的に魔力による上昇を行うが、『女王』の腕もそれを追う様に払い上げられる。必死に加速度を発生させ、神崎はそれから逃れた。しかし逃れた直後に再び、『女王』の腕。速度を緩める事無く彼は逃げ、逃げ、逃げ。速さに対して余りに狭い直方体の部屋の中、神崎は跳ね返る硬球のように壁を蹴り続け、その度に『女王』の真っ赤な腕が目の端で動く。
 彼は気付く。自分の状況が極限にあることを。もし僅かでも速度を緩めてしまったならば。もし少しでも方向転換が遅れたならば。1秒にも満たない間隔で迫る死が彼を切り刻むだろう。
 もはや減速と自殺が同義となった彼だったが、不思議と恐怖は感じていなかった。反射的に動き続けることを要求された中、感情は麻痺する他無く。微量の思考活動しか許されない頭で神崎は打開を求めた。唯一のイメージ、両手のナイフによる刺し違え。だがそれは違うと、彼の脳は否定している。単純が成功する程度の化物で無いことは理性を越えて承知済みで、しかしそれ以外の術が神崎の手には無かった。
 じりじりと距離を詰められながら、神崎はいよいよ相打つ決心を固める。それは即ち、命を諦めること。生物としての本能に無理矢理抵抗して、彼は最後となる方向転換、攻撃へ転じる壁蹴りを行い――それが目に入った。
 その瞬間、神崎に生まれたささやかな希望。死ぬことが前提の反撃ではなく、勝利への反撃。刺す、刻む、倒す、殺す。新たなイメージが一瞬で思考を染め上げ、急き立てる。
 『女王』に向くと共に神崎は右手のナイフを大きく縦に振り上げ、同時に壁に突き刺さっていた数本の投げナイフを加速度発生によって発射させた。神崎の脇を通り過ぎたナイフは期待通り『女王』の身体目掛けて直線に運動し、『女王』は回避しつつその数本を振動破砕で破壊する。
 その僅かな隙は明らかな勝機だった。腕力と魔力、両方を限界まで込めて神崎は放つ。敵の首を掻き切る、左手の一撃を。
 不思議な手応えの後、噴き出した鮮血。
 勝った……
 安堵と達成感に包まれながら彼は微笑み、息絶えたはずの『女王』がそれに微笑み返す。
「あ……」
 神崎は違和感に左腕を上げる。肘の先、歪な断面からは止め処無く血が噴出していた。痛みに気付いた瞬間、彼の全てが溢れ、決壊する。
 神崎は泣き叫んでいた。失った左手に絶望し、叔父の無念を果たせなかったことに絶望し、自らの死が確定したことに絶望し、ただ泣き叫んだ。泣き叫ぶことしか出来なかった。
 無力な敗北者となった神崎に、『女王』がゆっくりと歩み寄る。
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