不思議の国の軟体鉱物

2017-08

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たまにはゆりしってみる

どうも、久しぶりに『アイマス』のCDを買った私です。
『MASTER LIVE 04』です。雪歩出演中。
色々心配だったけど、まぁ何とか雪歩してるじゃないかゆりしー……
せめて雪歩とアロエ(『QMA』)だけは保って欲しい気がします。
現在進行形のキャラですし、生命線かも知れませんしね。
にしても、まさか『アイマス』最大の心配要素が中の人とは……!!

まぁ、いいか。アニメ感想。
・フタコイ
見忘れたぜ!!

・ドルアガ
アーメイさんが死んでしもうた。

・紅
まぁ……結構楽しかったし良しとしよう。

・しゅごキャラ
メガネって名前なんだっけ?

・ペルソナ
いよいよこのアニメも終わりかぁ……面白かった。

・RRR2
新井里美は流石。あとは変態だけ。

・ファイアボール
サルの目にもライト!!

さて、中二病小説です。入れ替わり立ち代りな主観変更が続くので
ちょっと申し訳なく思いつつ。
ノベルゲー化したらこの辺マルチシナリオにしてしまおう……!
というか、ならない。

~『Respective Tribute』 第78回~

 ホンシアはスコープから目を離し、呆然とその意味を考えた。書斎の前で爆発が起きた、その意味を。
 この館に着いた時、ローエングリンはホンシアに言ったはずだ。「書斎に『女王』を誘き寄せる」と。「ただし『女王』の部下がいる可能性が高い。周囲に気を配り、自分の身を守ることを第一に考えろ」と。
 それなのに、爆発は書斎の前で起こった。『女王』は書斎に足を踏み入れることも無かった。そうさせたのはローエングリン本人に違いない。彼は嘘を吐いた、それが爆発の意味する真実だった。
 だとしても……でも何で……
 その先の理由を考えだしたホンシアのすぐ隣に、うろたえた調子のアリスが着地した。
「び、びびびびっ」
 言葉にならない声を漏らす情けない姿に、ホンシアの調子が狂わされる。
「落ち着いてよ、アリス」
「びっくりしたわっ!! 突然、あんな近くで大きな音がして、建物が壊れたのですもの!! 一体何が、どうしたっていうのかしら?」
「ただの爆発だって」
「ただの爆発って、あんなにびっくりしたの初めてよっ! 貴女のドーンっていう銃の音より、ずっと大きかったわ! どんな凄いものを使えば、あんなに大きな音が出るのかしら」
 ホンシアは興奮するアリスに呆れつつ、ガンケースから狙撃銃の弾を数発掴んで投げ渡した。
「あっ……」
 反射的にそれらを取るアリス。手の中の物を見て、目をぱちくりとした。
「それが私の音の正体なの。そんな小さな物で、あの大きな音を出したわけね。だから、さっきの爆発もそんなに凄いものを使っているわけじゃ無いんだよ」
「そうなの……かしら?」
「そうなの。どんなに迫力があっても、正体なんてちっぽけな物だったりするんだよね。だから、大丈夫。私達は勝てるって」
 我ながら意味不明な論理展開だとホンシアは思った。ただ「勝てる」という一言を口にしたかっただけなのかも知れない。
「ええ……そうね、そうよね」
 落ち着きを取り戻したアリスが頷く。そしてじっと、手の中の銃弾を見つめる。
「ねぇホンシア、これ貰っても良いかしら」
「別に良いけど、どうして?」
「よく分からないけど、持っていると落ち着くのよ」
 そう言って、アリスはスカートのポケットの中へと弾を落とした。
「御守りってやつかしら?」
「そうかもね」 
 頬を緩ませてしまうホンシア。死地において、どうして自分たちはこんなにも呑気に言葉を交わせるのか。きっとアリスは最悪の結末なんて考えていないのだろう。遊び気分でここにいるのだろう。
 でも私は、そうじゃない。
「私だと思って、大切に使ってね」
「私でも使えるのかしら」
「底を思いっきり叩けばもしかしたらだけど、危ないし……やっぱり止めといた方が良いかもね」
「そうね、それに勿体無いわ」
 微笑んだアリス。その後ろで、ばりんっ、と瓦の割れる音がした。
 アリスは振り向き様にバールのようなもので薙ぎ払う。デジャブのように、バールのようなものと赤い靴が交差した。すぐさまカレンは後方に宙返りして着地し、揚げた右足でアリスを指した。
「あの方には手出しさせないから。貴女なんかに、あの方の決闘を邪魔させるわけにはいかない」
「『女王』の決闘……?」
 アリスは首を傾げる。一方のホンシアは言葉の意味を察し、視線を爆発の起きた書斎付近に移した。芝生の上、2つの人影が確かにいる。片方は立ちながらも動かず、もう片方は尋常でない速度でその周りを動いていた。
 異様な2つの影は、間違いない。あれこそ……
「『女王』……!!」
 突然、アリスが中庭に向かって加速する。だが1秒の差も無く、その身体にカレンの蹴りが打ち込まれた。
「くはっ……!!」
 声を漏らし、蹴りの作用であらぬ方向へと飛ばされるアリス。それを追って、カレンの第2撃。寸での所で方向転換をして、アリスはそれを避けた。
「当たったのが爪先じゃなくて良かったわね、アリス。私にとっては、嬉しくないけど」
 さらに連続で繰り出され、止まることを知らないカレンの蹴り。スズメバチのように執拗に、アリスを追い立てる。
「あの方は貴女に会いたいと思っているようだけど、そんなの関係無い。邪魔者は全部、消すの」
 攻撃はかわしつつも、アリスは次第に西へ西へと追いやられていく。仕返しの反撃は赤い靴によって受け止められ、無力化された。
「上からなら!!」
 その言葉と共にカレンよりも高く上がり、頭を狙った一撃を打ち出したアリス。しかしその攻撃も垂直に揚がったカレンの右足によって防がれてしまう。
「愚かなアリス。宣言された攻撃なら、容易く受けれるのは当然」
 左足による反撃をかわし、アリスは加速する。ローエングリンと『女王』が守と攻を噛み合わせているその真上を通り過ぎ、彼女は東棟の屋根に降り立った。カレンもそこから少し離れた位置に降り立ち、2人は対峙する。睨み合い、そして再び応酬が始まった。ホンシアはそれを見つめつつ、先ほどの疑問を思った。
 何故、ローエングリンは嘘を吐いたのか。
 本当の狙いを言っていたのならば、私はあの書斎前の廊下で『女王』を殺せたのに。そう、殺せたはず。たとえ窓が小さくとも、空を飛べる私なら狙えたはず。空を飛べる私なら『女王』の顔に照準を合わせることが出来たはず。『女王』の顔を見ることが出来たはず。
 それが、相手にとっても同じだったとしても。
 ホンシアは拳を握り締めた。ローエングリンの意図を彼女は理解してしまった。
 あの男は私を危険に晒さないように嘘を吐いたんだ。撃つ前に見つかり殺されるものだと、あの男はそう思っていたんだ。私の狙撃が無くとも『女王』が殺せると考え、むしろ私の姿が見えない方が『女王』の警戒を招くと。あの男はそう考えていたに違いない。
 込み上げる悔しさ。それに押されるようにホンシアは身を伏せ、銃を構える。自惚れたローエングリンを狙う緋色の女を、さらに自分が狙う。それは待ち望んでいた時間だった。
 他の誰でもなく、彼女は『女王』を自分の手で殺したかった。自分の両親を殺した間接的で、その分巨大な末端の原因を。搾取を続ける自己中心的な資本の象徴を。
 日常は養分として何もかも奪われた。だけど私だけ生き残った。だから私が殺さないといけない。殺せたらきっと、何もかも決着が付く。これより上はもう無いから。そうしたら、新しい自分になろう。新しい日常を手に入れよう。狙撃手なんて辞めて真っ当な仕事で、普通の生き方をして。そうだ、アリスに仕事を紹介してもらおうかな。でも普通の仕事なんて知らなそう。それでもあの子といれば楽しくやれる気がする。それなら、お店でも開こうかな。今の貯金なら、小さい店くらい十分開けるし。服とかいっぱい並べて、アリスにモデルになってもらえば宣伝効果はありそうだし。
 今まで頑張ったんだから、それくらいは贅沢じゃ無いよね。
 スコープ越しに見える『女王』は速く、捉え所が無い。だがホンシアは狙い続ける。機会を待ち続ける。ただ1発、1発撃ち込めれば終わるのだから。
 必ず、その時が来る。その時を過ぎれば、全てが新しく――――
 
 突然の痛みに、ホンシアは喀血する。夥しい量の血が、彼女の腹部から広がり始めた。
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