不思議の国の軟体鉱物

2017-08

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対人恐怖症の気?

何か最近、対人恐怖が悪化してるような……生理だからかなぁ。
まぁ、『みつどもえ』で宮なんとかさんが変態になってきたからいいや。
それとDS版『QMA』と『ポケモンスタープラチナ』を予約したけど
何かやる暇無さそうだなぁと思いつつあります。
が、がんばるよボク……

『QMA』の学園名はとりあえず「聖にじうら学園」にしよう。アニメ感想。
・スケアクロウサン
結局アリスの父親は一体……

・ひだまりスケッチ
今回の入浴シーンには少し不満が……

さて、中二病小説です。
そろそろ筆が進みそうな展開だけど……どうなる執筆。

~『Respective Tribute』 第87回~

「『女王』…………!」
 忌々しげな声を出し、アリスは涙目のまま『女王』を睨んだ。
「久しいな、アリス」
 怨恨の眼差しに対し、『女王』は嬉しげに微笑む。まるで、何事も無いかのように。
 アリスの怒りはもはや噴出すしか無かった。言語として成り立たない雄叫びと共に、彼女はバールのようなものを力任せに振るう。当然であるかのように、その暴力は『女王』を掠めすらしなかった。
「穏やかではないな、アリス」
「どうして……どうしてホンシアをっ!!」
 振り払い、振り上げ、振り下ろし。バールのようなものを振りまわしながら、アリスは『女王』へと少しずつ歩を進めていく。
「単純な理由だ、アリス。彼女は私を殺そうとした。だから私は、自衛のために彼女を殺した。それだけ、ただそれだけさ」
 アリスが1歩進む度に、『女王』は1歩下がって行く。間合いは変化しない。アリスの攻撃は、少しも当たらない。
「ひどい……ひどすぎるわ!」
 怒りに任せて、アリスは思いっきり得物を振り下ろす。その瞬間、アリスは宙へと突き上げられた。
「がっ……」
 落下運動に転ずる前に加速度を発生し、アリスは屋根へと着地する。顎に感じる痛み、その原因がアリスには分かっていた。『女王』の手が自分の顎を払い上げる動きを、彼女の目は捉えることが出来たから。
 それはアリスに様々な想念をもたらした。『女王』の攻撃速度に反応出来そうだった自身の成長。虫を払うかのような動きで自分を軽々と弾き飛ばした『女王』の剛力。そして、『女王』の明らかな手加減。
「情けないぞ、アリス。だが、嬉しい。君が生きていてくれたこと、君と外の世界で会えたこと、本当に本当に、本当に喜ばしい」
「ふざけないで!! ホンシアを殺したくせに!」
「それが敬意さ、アリス。私なりの、敬意なんだ」
「敬意ですって……」
 「そうさ」と肯定し、『女王』は右腕の弾痕をアリスに向ける。まるで勲章であるかのように、その傷口を堂々と。
「これがホンシアの付けた傷だ。狙撃銃を奪われた彼女が、当たるはずの無い銃で狙った結果だ。まさに全身全霊、命をかけた一撃。ならばそれに対して、私はどうすれば良い? 何をすれば、対等だと言える?」
 『女王』は下を向いていた右手を上へと向けた。その指先は血にまみれている。
「手加減せず、殺す。それが私を殺そうと動いた相手への、私なりの敬意」
「馬鹿げてるわ!!」
「馬鹿げている? 彼女には、彼女達には私を殺したいほどの理由があった。私を殺そうという心があった。ならば、私も対等の心を持つのが正当。それこそがお互いの誇りを守り、お互いの命が同等であるという敬意である。違うか?」
「分からない、そんなの分からないわっ!!」
 ぶんぶんと、アリスは首を横に振った。『女王』の倫理など、彼女にとっては理解不能な妄言そのものだったから。
「理解できないか、アリス。それもいい、だがそれなら君はどうするつもりだ」
「どうするって……」
 そんなことは、決まっていた。ホンシアを殺した相手が、自分の怨敵が、すぐ目の前にいる。そんな時に取る行動を、アリスは1つしか思い浮かべられなかった。
 彼女は駆け出し、バールのようなものを再び振るう。だがその先端すら、『女王』には届かない。
「私をよく見るんだ、アリス。対象の正しき認識こそ、魔力の基本だ」
「うるさいわっ!」
 『女王』を否定するかのように、アリスはがむしゃらにバールのようなものを振るった。
「それではつまらないんだ、アリス。それでは」
 その言葉の直後、バールのようなものは『女王』の右手に掴まれていた。
「えっ……」
 絶句するアリス。
「武器を振り切った一瞬、無防備になるようでは」
 アリスの鳩尾を『女王』の爪先が突く。突然の苦しさがアリスを襲い、彼女は胸を押さえて膝をついてしまった。
「冷静になれ、アリス。怒りに囚われたままでは、集中など出来ない。集中出来なければ、魔力を発生するための正しいイメージも思い浮かべることは出来ない」
 けほっ、けほっ、とアリスが咳き込む。それでもその目は『女王』を睨んだまま、逸らしていない。
「そうだなアリス……話をしよう。話、そう話だ。話したい事が沢山ある。聞きたいことも沢山ある。どれから話せば良い? 何から聞けば良い? そうだな、アリス、そうだ、人間の話をしよう。人間だ、人間。我等が尊敬を刷り込まれた、あの特別な存在たちについて」
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